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Dragon's Jazz Corner

「ライブ・レポート・2015」

注:詳しいライブ・レポートは下↓へスクロールしてご覧下さい。


■B-EDGE & 大橋 純子 マーティー・ブレイシー(ds)、後藤 輝夫(sax)、羽仁 知治(p)、西山 "HANK" 史翁(g)、
ウォーネル・ジョーンズ(b)、大橋純子(vo)
2015/12/27
■ごめんね & 金子マリ 後藤輝夫(ts)、橋本信二(g)、諸岡大地(org)、小泉高之(ds)、金子マリ(vo) 2015/11/23
■渕野繁雄・カルテット 渕野繁雄(ts,ss)、大石学 (key,p)、中林薫平(b)、則武諒(ds) 2015/06/22


[ライブ・レポート]
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■「B-EDGE with 大橋 純子」を聴いてきました。
マーティー・ブレイシー(ds)、後藤 輝夫(sax)、羽仁 知治(p)、
西山 "HANK" 史翁(g)、ウォーネル・ジョーンズ(b)
ゲスト:大橋純子(vo)

吉祥寺の老舗ライブ・ハウス「サムタイム」は今年40周年を迎えました。
その40周年を記念して色々なライブが企画されています。
↓の金子マリさんもそうでしたがこの大橋純子さんもその一環です。
「へぇ〜、大橋純子さんが来るんだ」・・・それなら是非見に行きたいと思いました。

店内は超満員で立ち見のお客さんがいるほどの大盛況でした。
大橋さんといえば「たそがれマイ・ラブ」や「シルエット・ロマンス」の大ヒット曲を持っていますね。
男性のみならず女性客も多くてさすがに大橋さんには集客力があります。

「B-EDGE」はウォーネル・ジョーンズ(b,vo)とマーティー・ブレイシー(ds)を中心にしたソウル・フュージョン・バンド。
強力なリズムと熱いパフォーマンスでライブハウスは興奮のるつぼと化します。

この日の大橋さんはジャズのライブ・ハウスということで普段とは違う選曲です。
ジャズのスタンダード・ナンバーや歌いたかった曲に挑戦です。
初めて見た大橋さんは予想よりもずっとエンターテイナーでした。
もっと硬いかなと思っていたけど、お話も上手だし気さくな感じがしました。
度々会場が笑いに包まれました。
さすがに歌は上手かったです。
リズム感は抜群、小柄だけど声量は十分、特に高音部がキレイでした。

1set
まずはラテン・リズムでノリノリの「Mas Que Nada」からスタート、
続いてスタンダードの定番「You'd Be So Nice To Come Home To」、
3曲目はビリー・ジョエルの名曲「New York State Of Mind」

2set
1曲目は不詳、
続いてジュリー・ロンドンでお馴染みの「Cry Me A River」でこれが素晴らしかった。
今回のライブのベストの1曲になったと思います。
最後が「Stand By Me」の構成でした。

前後に「B-EDGE」の演奏がありました。
新譜CDからの選曲です。
機関車の如く突っ走るマーティーのドラムスとグルービーにうねるウォーネルのベースが凄い。
身体に「ドスン・ドスン・ズーン・ズーン」と響いてくる感じがしました。
そこに後藤さんのサックスと羽仁さんのキーボードと西山さんのギターが乗ります。
特にこの日は羽仁さんが絶好調だったと思います。
延々とつづく精力的で熱いパフォーマンスに圧倒されてしまいました。
羽仁さんとも出会う機会が多いけれどこれほどの演奏を聴いたことがなかった。

当然の如くアンコールの熱い拍手が起こりました。
ここで大ヒット曲の「シルエット・ロマンス」が聴けました。
観客のみんなが大喜びです。
〆はキャロル・キングの「You've Got A Friend]で会場いっぱいに鳴り響きました。

At The "Sometime" Kichijoji On 2015/12/27



■「ごめんね With 金子マリ」を聴いてきました。
後藤 輝夫(ts)、橋本 信二(g)、諸岡 大也(org)、小泉 高之(ds)
ゲスト:金子マリ(vo)

金子マリさんといえばChar(g)さんとの伝説的ロックバンド「「スモーキー・メディスン」のヴォーカリスト。
以来現在まで稀有なヴォーカリストとしてのキャリアを重ねてきています。
マリさんの率いる「5th Element Will」が素晴らしくて下北沢のライブ・ハウスに何度か足を運んでいます。
「5th element will」は熟年ロックバンドでノリノリ、北京一さんとのダブル・ヴォーカルは強烈な印象を残します。

「ごめんね」はオルガン入りソウル・ファンキー・バンドです。
小泉高之さんの機関車的ドラミングに触発されて後藤輝夫さんのサックスがパワフルに鳴り響く。
グルービーな橋本信二さんのギター・プレイのファンも多い・・・益々艶っぽくなっていると思う。
諸岡大地(org)さんも3年目になるのかな・・・オルガンは「ごめんね」のキー・パーソンです。
最初は息の合ったベテラン3人に囲まれて気を使ったと思いますがだいぶ馴染んできました。
自分が出てきてファンキー度が増して腕を上げています。

「ごめんね」と金子マリさんとの共演と聞いて興味津々、すぐに見に行こうと決めました。
初共演・・・もっとも後藤さんだけは以前共演したことがあるそうです。
2セット・・・最初「ごめんね」が3、4曲演奏した後にマリさんが3曲ほど歌うという構成です。

「ごめんね」はオリジナルとスタンダードの演奏でしたが2セット目の2曲が圧巻でした。
ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」に欧陽菲菲の「ラブ・イズ・オーバー」ですよ。
こんなのが出来るのは「ごめんね」ならではと思います。
これならジャズを知らない人でも十分に楽しめるのでドンドン発掘挑戦して欲しいです。
ジャズ・ファンの底辺を広げていってもらいたい。

マリさんの1曲目は「Crazy He Calls Me」・・・独特の染み入る歌唱法にグッときました。
一度聴いたら忘れられない唯一無比の唱法はビリー・ホリデイ(vo)に匹敵すると思います。
「What A Wonderful World」、「Lover Man」など。
極め付けはキャロル・キングの大ヒット曲「Will You Still Love Me Tomorrow」です。
心に沈み込むブルーな歌声にライブ・ハウスもシーンとしてしまった。
「遠い日の少年」、「この町」の2曲は日本語のオリジナルでメッセージ性が強いです。
マリさんの存在感は圧倒的・・・全国にファンが多いのも納得出来ます。

At The "Sometime" Kichijoji On 2015/11/23




■渕野繁雄・カルテットを聴いてきました。
渕野繁雄(ts,ss)、大石学 (key,p)、中林薫平(b)、則武諒(ds)

ここはメンバー構成に興味があったので出かけて行きました。
淵野繁雄(sax)さんを見るのは5年振りかな。
淵野さんは面白いですね。
幅広い音楽性でパターンにとらわれず、何が出てくるか分からない意外性があります。
テナー・サックス本来の豪快で力強い音色の持ち主です。
バラードではベン・ウェブスター、R&Bやソウルではイリノイ・ジャケーやアーネット・コブ、
フュージョン系ではマイケル・ブレッカーの影も見えます。
演目はオリジナルが中心、ソウル系や古いスタンダードの構成です。
知った曲はバラードの2曲だけでした。
ロバータ・フラックの大ヒット曲「Killing Me Softly With His Song」と「Crazy She Calls Me」です。
この2曲のバラードは素晴らしかったなぁ〜。
後者は前回も聴いたので淵野さんの愛奏曲だと思います。

大石学さんは私の周りのジャズ仲間でも評判の高いピアニストです。
大石さんも楽しそうでした。
シンセサイザーとピアノを駆使してガンガンと飛ばしていました。
大石さんの強烈な演奏を聴いているとピアノが打楽器であることを再認識します。
大石さんは美しいメロディ・メーカーとして知られていますが、
実はその神髄はパワフルかつ強靭なタッチにあるのではないかと思っています。

もう一つの目的に若手ドラマーの則武諒さんを見ることにありました。
則武さんは新たに大石学・トリオに迎い入れられた名古屋出身の逸材です。
バークリーにも留学したと言っていました。
相手なりに合わせるフレキシブルな感覚と安定したリズムを繰り出す才能を持っています。
細かくリズムを刻み、パルス波を発生させる・・・静かでしなやかな感性の持ち主です。
私としてはもう少し突っ込んで欲しかったですがこのバランス感覚の良さが則武さんの持ち味なんでしょうね。

中林薫平さんは何度か見たことがありますが淵野さんとは初共演とのことです。
中林さんはしっかり押さえてしっかり弾く、スピード感のある切れ味鋭いベース音が特徴です。
中林さんもまたフレキシブルで安定したリズム感の持ち主です。
中林さんと則武さんはよく共演しているようでコンビネーションは良かった。

つまり豪快かつホットなベテラン二人と繊細でクールな若手二人の共演というこことになりました。
ベテラン二人が飛ばして若手二人が合わせる・・・この組み合わせも面白かったです。

At The "Sometime" Kichijoji On 2015/06/22




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