[トップページ] 「最近の愛聴盤」 「今週のジャケット」
Dragon's Jazz Corner
最近興味あるアルバム
くつろぎ系 |
初心者の人や、疲れ気味の人におすすめです。 |
まじめ系 |
ジャズをしっかりと聴きたい人におすすめです。 |
中間系 |
そのどちらでもない人とそのどちらかの人向きです。 |
注:10枚限定です。
(10) JOHN LEWIS & HELEN MERRILL / DJANGO.
john lewis(p), helen merrill(vo),
richard davis(b), connie kay(ds), hubert laws(fl)
1995/Dan/
1 |
Dgango |
2 |
I Didn't Know What Time It Was |
3 |
Angel Eyes |
4 |
Close Your Eyes. |
5 |
Alone Together |
6 |
Yesterdays |
7 |
The Singer |
8 |
How Long Has This Been Going On ? |
9 |
Mad About The Boy |
MJQのジョン・ルイス(p)とヘレン・メリル(vo)の組み合わせです。
しっとりとして落ち着いた仕上がりになりました。
いつもよりぐっと抑制した唱法はヘレンの大人の魅力に溢れています。
脇に寄り添う超クールなルイスのピアノも味わい深いです。
真夜中にグラス片手に聴きたいです。
(中間系)
(9) HEINZ VON HERMANN QUINTET / LIVE IN L.E.
heinz von hermann(ts,bs,fl), andy haderer(tp),
erwin schmidt(p), uli langthaler(b), bruno castellucci(ds)
1998/Mons/
1 |
The Healer |
2 |
Little Peace |
3 |
Samba For Carmen |
4 |
KaThie's Garden. |
5 |
Blues For Ulla |
6 |
Groovin' On Dr.John |
7 |
Triolypso |
8 |
Ground Blues |
楽しそうなジャケットを見て手が伸びました。
ストレートなハードバップ・ジャズをリラックスして演奏しているライブ盤です。
私が思う何となくドイツ盤は硬いというイメージが狂いました。
ヘインツ・ヴォン・ヘルマン(ts)は初見、かなりのベテランですね。
ジェリー・マリガン(bs)やショーティ・ロジャース(tp)といったウエスト・コースト・ジャズに造詣が深い。
トランペット&サックスのフロント2管はジャズの王道クインテットです。
(中間系)
(8) DOUG WEBB QUARTET / BACK EAST
doug webb(ts),
peter zak(p), ben wolfe(b), rudy royston(ds)
2015/Posi-Tone/
1 |
Back East |
2 |
Sally's Song |
3 |
Spiral |
4 |
RDW Esq. |
5 |
Vivo Sonhando |
6 |
254 Weat 82nd |
7 |
Dreamsville |
8 |
Stanley |
9 |
Down East |
10 |
Mr. Green |
11 |
If Ever I Would Leave You |
12 |
Snicker's Lament |
13 |
Old Times |
ちょっと前に紹介したダグ・ウエッブ(ts)が良かったのでもう一枚聴いてみようと思いました。
ウエッブはオーソドックスなスタイルなので聴き易いです。
もちろん凝ったジャズもいいんだけれどストレートなジャズには癒し効果があります。
ただ聴き易いだけではどうもですがウエッブには硬い部分もあるので案配がいいです。
今回はベーシストがドゥエイン・バーノからベン・ウルフに替わっています。
面白いのはジャケット写真の印象がまるで違うことでした。
とても同じ人とは思えません。
(中間系)
(7) GUY LAFITTE QUARTET / THE THINGS WE DID LAST SUMMER
guy lafitte(ts).
jacky terrasson(p), pierre boussaguet(b), al levitt(ds)
1990/Black & Blue
1 |
The Things We Do Last Summer |
2 |
Aweet Lorraine |
3 |
Stephane's Song |
4 |
La Fete Au Village |
5 |
Sweet And Lovely |
6 |
Tinto Time |
7 |
Boudouche |
8 |
God Bless The Child |
9 |
Sixteen Years Later, Your Eyes |
10 |
On The Trail |
今週はガイ・ラフィット(ts)のオーソドックスなスタンダード作品集を聴いていました。
ラフィットはフランスのテナー・サックス奏者でベン・ウェブスター系として知られています。
そのゆったりとしたスタイルは安定感と安心感があって癒されます。
ここでは当時新進気鋭の若手ピアニストだったジャッキー・テラソンにも注目です。
(中間系)
(6) HAL SINGER QUINTET / CHALLENGE
hal singer(ts), david murray(ts),
lafayette gilchrist(p), jaribu shahid(b), hamid drake(ds),
rasul siddik(tp)(3,6)
2010/Marge 47
1 |
Challenge |
2 |
Hamid's Time |
3 |
Hong Kong Nights |
4 |
I Thought About You |
5 |
Long March To Freedom |
6 |
Stressology |
7 |
Dreams Of Dream |
8 |
About The Children |
たまにはゴリゴリのブラック・ソウル・ジャズを聴きたいということで選んでみました。
レジェンドのハル・シンガー(ts)とデヴィッド・マレイ(ts)の共演盤です。
収録時ハル・シンガーは90歳、デヴィッド・マレイは55歳でした。
シンガーは90代まで現役でプレイして100歳まで生きたので凄いです。
マレイは私がこのホーム・ページを始めた頃、ジャズ仲間で大人気だったのを思い出しました。
出自はフリー系だけどやはりワールド・サクソフォン・カルテットのイメージが強いかな。
(中間系)
(5) DOUG WEBB QUARTET / ANOTHER SCENE
doug webb(ts),
peter zak(p), dwayne burno(b), rudy royston(ds)
2013/Posi-Tone/
1 |
Mr.Milo |
2 |
Open For Art |
3 |
Smatter |
4 |
Southern Scene |
5 |
Another Step |
6 |
Double Rainbow |
7 |
Eulogy |
8 |
Rhythm With Rudy |
9 |
What Is There To Say |
10 |
Verdi Variations |
11 |
Bird Song |
12 |
Only Trust Your Heart |
ダグ・ウエッブはオーソドックスなテナー・サックス奏者です。
テナーというとコールマン・ホーキンス&レスター・ヤングとソニー・ロリンズ&ジョン・コルトレーンが定番。
現代のサックス奏者はいずれもこのラインを通り過ぎてきています。
ダグ・ウエッブも例外ではなくてストレートで聴き易いのが特徴です。
ここでは(4)でデイヴ・ブルーベック(p)を(12)でベニー・カーター(as)を取り上げています。
なお、ピアノのピーター・ザックも名手です。
(中間系)
(4) BOBBY HUTCHERSON QUARTET / ENJOY THE VIEW
bobby hutcherson(vib),
david sanborn(as), joey defrancesco(org), billy hart(ds)
2014/Blue Note/
1 |
Delis |
2 |
Don is |
3 |
Hey Harold |
4 |
little Flower |
5 |
Montara |
6 |
Teddy |
7 |
You |
今作はメンバーの面白さに惹かれて手が伸びました。
ヴィブラホンのレジェンド、ボビー・ハッチャーソンにフュージョン界で名を成したデヴィッド・サンボーン(as)。
オルガンのジョーイ・デフランチェスコに堅実無比なドラマー、ビリー・ハートの組み合わせです。
もうちょっと丁々発止と演奏してくれれば良かったんだけど顔見世公演のようになった感じがします。
サンボーンが今ひとつだったのはやはりハッチャーソンに気を遣ったからだと思います。
(中間系)
(3) DAVID FRIESEN / AMBER SKIES
david friesen(b),
chick cores(p), joe henderson(ts), paul horn(fl)
airto moreira(per), paul motian(ds)
2003(1983rec)/Quicksilver/
1 |
Amber Skies |
2 |
Blue And Green |
3 |
Underlying |
4 |
Jenelle Number Four |
5 |
In The Place Of Calling |
6 |
Sitka In TheWoods |
7 |
Voices |
デヴィッド・フリーゼン(b)は1942年生まれのワシントン出身です。
現在80歳ですが健在のようです。
ビリー・ハーパー(ts)の名盤「ブラック・セイント」(1975)で知られることになりました。
今作はだいぶ前に入手したものだけど違うCDを探していて見つけました。
今思うにここもまたメンバーが凄いです。
チック・コリア(p)にジョー・ヘンダーソン(ts)、アイアート(per)にポール・モチアン(ds)。
珍しいのはポール・ホーン(fl)かな?
1950年代から西海岸のラテン・シーンで活躍しているフルート奏者です。
(中間系)
(2) MICHAEL BUBLE / CALL ME IRRESPONSIBLE
michael buble(vo),
megio stasera(vo)(2), boysUmen(vo)(5), ivan lins(vo)(8)
2007/Reprise/
1 |
THe Best Is Yet To Come |
2 |
If Had Better Be Tonight |
3 |
Me And Mrs.Jones |
4 |
I'm Your Man |
5 |
Comin' Home Baby |
6 |
Lost |
7 |
Call Me Irresponsible |
8 |
Wonderful Tonight |
9 |
Everything |
10 |
I've Got The World On A String |
11 |
Always On My Mind |
12 |
That's Life |
13 |
Dream |
14 |
Thease Foolish Things |
マイケル・ブーブレはジャズ歌手と言われるのを嫌っているようです。
スタンダード=ジャズの括りはイヤだ・・・私はポップス歌手だと。
ジャズの範疇にとらわれたくないということでしょうね。
一番好きなのはボビー・ダーリンだそうです。
確かにボビー・ダーリンはジャズも歌うけどポピュラー歌手の範疇にいるかな。
もっともシナトラだってポピュラー歌手と言えます。
ジャズ=ポピュラーの時代があったからね。
ブーブレはジャンルにとらわれないことを望んでいます。
ボーイズUメンやイヴァン・リンスとの共演もその流れだと思います。
(中間系)
(1) SCOTT MORGAN / SONGS OF LIFE
scott morgan(vo),
fred hersch(p), matt aronoff(b), ross pederson(ds),
guest: joel frahm(ts), janis siegel(tp)
2016/Miranda/
1 |
It's You Or No One |
2 |
Little Prayer/Wouldn't It Be Loverly |
3 |
Song Of Life |
4 |
Lazin' Around |
5 |
I Just Found Out About Love |
6 |
Secret O' Life |
7 |
Like A Lover |
8 |
I'm Just A Lucky So And So |
9 |
Lost In The Stars |
10 |
I'll Follow |
11 |
This Heart Of Mine |
12 |
Don't Let Me Be Lonely Tonight |
13 |
I Will |
スコット・モーガン(vo)は初見です。
ここはフレッド・ハーシュ(p)とジョエル・フラーム(ts)の名前が気になりました。
なんと今作はハーシュがプロデュースしていました。
ハーシュは相変わらずの人気ピアニストで去年のベスト3にも何人かが名前を出していました。
そんなハーシュがボーカル・アルバムでどんなバッキングを聴かせるのかが焦点です。
全13曲にはハーシュのオリジナル3曲、モーガンが好きなジェイムス・テイラーが2曲入っています。
選曲も中々に凝っていると思いました。
モーガンの歌のルーツはアル・ジャロウ(vo)とジェイムス・テイラー(vo,g)にありました。
(1)「It's You Or No One」ではチェット・ベイカー(tp)のソロのヴォーカリーズを聴かせています。
ハーシュのピアノはいつでもクリアで美しいです。
(中間系)