[トップページ] 「最近の愛聴盤」 「今週のジャケット」
Dragon's Jazz Corner
最近興味あるアルバム
くつろぎ系 |
初心者の人や、疲れ気味の人におすすめです。 |
まじめ系 |
ジャズをしっかりと聴きたい人におすすめです。 |
中間系 |
そのどちらでもない人とそのどちらかの人向きです。 |
注:10枚限定です。
(10) GEORGE SHEARING SEXTET / LATIN AFFAIR
george shearing(p), warren chiasson(vib), toots thielemans(g),
carl pruitt(b), roy haynes(ds), armando peraza(congas)
1959/Capitol/
1 |
All Or Nothing At All |
2 |
Let's Call The Whole Thing Off |
3 |
Afro #4 |
4 |
Magic |
5 |
It's Easy To Remember |
6 |
Estampa Cubana |
7 |
You Stepped Out Of A Dream |
8 |
Mambo Balahu |
9 |
Dearly Beloved |
10 |
Cuando Sono El Gaznation |
11 |
This Is Africa |
12 |
Anywhere |
ジョージ・シアリング(p)のラテン作品をもう一枚聴いてみました。
1960年前後はボサノバが新鮮で同時に中南米のラテンのリズムが大人気になりました。
この頃多くのジャズメンがラテン作品を作っています。
(くつろぎ系)
(9) GEORGE SHEARING QUINTET / LATIN LACE
george shearing(p),
emil richards(vib), toots thielemans(g), al mckibbon(b), armando peraza(congas)
1958/Capitol/
1 |
The Story Of Love |
2 |
Serenade |
3 |
Tu Mi Delirio |
4 |
Cali Mambo |
5 |
Rondo |
6 |
To The Ends Of the Earth |
7 |
The Moon Was Yellow |
8 |
Wonder Struck |
9 |
Sand In My Shoes |
10 |
Mambo Caribe |
11 |
It's Not Fore Me To Say |
12 |
Mambo No.2 |
ジョージ・シアリング(p)・クインテットのラテン作品の一枚です。
シアリングのクインテットは当時構成が斬新だったと思います。
ピアノ・トリオにヴァイブとギターの組み合わせは珍しかったから。
当然ラテンのリズムもお手のものということになりますね。
後にハーモニカ奏者として有名になるトゥーツ・シールマンスがギター奏者として参加しています。
ちなみにラテンジャズの人気奏者として知られるカル・ジェイダー(vib)もまた一時期在籍していました。
(くつろぎ系)
(8) KAREL RUZICKA QUARTET / GRACE & GRATITUDE
karel ruzicka(ts),
jon cowherd(p), john patitucci(b), nate smith(ds)
2018/Animal Music/
1 |
Brooklyn Brotherhood |
2 |
Grace To You And Peace |
3 |
Seven Hills |
4 |
Milagros |
5 |
Modus Karelious |
6 |
On Earth As It Is In Heaven |
7 |
Flight |
8 |
Grace And Gratitude |
カレル・ルジッカは初見、チェコ出身のテナー・サックス奏者です。
ニューヨークで修業したとありました。
共演者ではジョン・パティトゥッチ(b)が知られてるけど腕達者がそろっています。
全8曲は全て自身のオリジナルです。
フュージョン系の色っぽい奏法・・・中々の吹きっぷりで面白いと思いました。
リズミカルで方向性がハッキリしているので聴き易かったです。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
(7) JERRY WELDON TRIO / THOSE WERE THE DAYS
jerry weldon(ts),
kyle koehler(org), colby inzer(ds), daniel sadownick(per)
2018/Cellar Live/
1 |
Love Won't Let Me Wait |
2 |
Strangers In The Night |
3 |
Sunny V |
4 |
Where Is Love |
5 |
Rosetta |
6 |
Walk On By |
7 |
This Is Always |
8 |
The Sermon |
9 |
Thgose Were The Days |
私は何回かオルガン・ジャズにハマったことがあります。
それもテナー・サックスとオルガンの組み合わせが一番好きなんですね。
そんなこともあって今作にも手が伸びました。
オルガン・ジャズの良さは確実にブルージー&グルービーな雰囲気が味わえるからです。
今作もそんな雰囲気に満ち溢れていました。
ジェリー・ウェルドンのゴリゴリ極太テナーが炸裂しています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
(6) LUBOS SOUKUP QUINTET / ZEME
lubos soukup(ts,ss,cl),
christian pabst(p), morten haxholm(b), morten haesum(ds),
lionel loueke(g,vo)
2017/Animal Music/
1 |
Zeme (Earth) |
2 |
Dark Shark |
3 |
The Red Sea |
4 |
Shikara |
5 |
White Horse |
6 |
C 7:03 |
7 |
Falling Star |
8 |
Smoke |
9 |
Na ile Hore (On The White mountain) |
ルボス・ソウクプ(ts)は初見、チェコ出身でデンマークのコペンハーゲンで活躍中とのことです。
聴いてみると中々に多彩な才能を持つプレイヤーだと思いました。
全9曲は(9)のチェコのトラッドを除いて全て自身のオリジナルです。
現代風のエレクトリック・サウンドを駆使して実験的な要素も垣間見られます。
(中間系)
(5) MASSIMO FARAO QUARTET / BLUE BOSSA
massimo farao(p),
nicola barbon(b), roberto "bobo" facchinetti(ds), ernestico(cong)
2017/Venus/
1 |
South Sea |
2 |
The Fall Of Love |
3 |
Kelly Roll |
4 |
Falling In Love With Love |
5 |
But Not For Me |
6 |
Theme From Mash |
7 |
Not A Tear |
8 |
The Way You Look Tonight |
9 |
Canadian Sunset |
10 |
Sunny |
11 |
Blue Bossa |
マッシモ・ファラオはイタリア出身でヴィーナス・レーベルの看板ピアニストの一人です。
スイング感に溢れ、美しく切れの良い音色の持ち主、実に安定感があるピアニストです。
今回はコンガを加えたリズム・セクションでアフロ・キューバン・ジャズに挑戦しました。
どうもウィントン・ケリー(p)の人気盤「イッツ・オールライト」(1964)を意識したものらしい。
ラテン感覚のリズミカルでとても気持ち良く聴くことが出来ました。
(中間系)
(4) NICKI PARROTT / THE LAST TIME I SAW PARIS
nicki parrott(vo,b),
jacob fisher(g), Gil Goldstein(acc), john di martino(p), tim horner(ds)
2013/Venus/
1 |
Under Paris Skies |
2 |
The Windmills Of Your Mind |
3 |
Chanson De Maxence |
4 |
Nuages - All For You |
5 |
C'est Si Bon |
6 |
I Will Wait For You |
7 |
Hymne L'Amour - If You Love Me |
8 |
L'Ame Des Poetes |
9 |
The Last Time I Saw Paris |
10 |
The River Seine |
11 |
La Mer - Beyond The Sea |
12 |
La Vie En Rose |
13 |
If You Go Away - Ne Me Quitte Pas |
14 |
What Are You Doing The Rest Of Your Life ? |
ニッキ・パロット(vo,b)は好きな歌手です。
今作はシャンソンの有名曲を歌ったものです。
ミッシェル・ルグランの(2),(3),(6),(14)辺りが目玉になるかな。
ニッキは1970年生まれ、オーストラリア出身です。
1994年にニューヨークに渡り、名手ルーファス・リード(b)に師事したとあります。
女性のベーシストは珍しいけれどさらに歌手というのはこのニッキ・パロットしか知りません。
声質はセクシーながらクセがなく、ストレートでオーソドックスな歌い方が魅力です。
本人がベーシストだということが大きく影響しているのかも知れません。
声が好き、歌が上手い、癒される。
(くつろぎ系)
(3) JOSH KEMP QUARTET / TONE POETRY
josh kemp(ts),
tim lapthom(p), mick hutton(b), jon scott(ds),
spencer brown(b)(1,4,8), richard barr(ds)(1,4,8)
2013/Fulltone Music/
1 |
Mach 6 |
2 |
Requited |
3 |
Pear Juice |
4 |
Too Much Time |
5 |
Posy For Rosie |
6 |
Solipsism |
7 |
All Of You |
8 |
Art Man |
9 |
Six Steps |
ジョシュ・ケンプ(ts)は初見、良さげなジャケットに手が伸びました。
ケンプはイギリスのオックスフォード大学で哲学を学んだそうです。
同時に音楽の勉強もした天才肌です。
全9曲は1曲を除いて全てケンプ自身のオリジナルです。
変化に富んでいて多彩で作曲家としての才能も感じさせます。
抒情的で音色は温かく流れるように旋律が展開していきます。
思ったよりずっと良いアルバムでした。
(中間系)
(2) PAQUITO D'RIVERA & THE UNITED NATION ORCHESTRA / A NIGHT IN ENGLEWOOD
paquito d'rivera(as,cl),
byron stripling(tp), mike ponella(tp), diego urcola(tp),
conrad herwig(tb), william cepeda(tb), marshall mcdnald(as),
andres boiarsky(ts), steve sacks(ts), mario rivera(ts),
romero lulambo(g), mike orta(p), carlos franzetti(p),
oscar stagnaro(elb), adam cruz(ds), horacio "el negro" hernandez(ds),
bobby sanabria(per)
guest
slide hampton(tb), raul jaurena(bandoneon), claudio roditi(tp),
dave samuels(vib)
1994/Messidor/
1 |
Snow Samba |
2 |
Alma Lianera |
3 |
I Remember Diz |
4 |
Blues For Aster |
5 |
Modo Cubano |
6 |
La Puerta |
7 |
Bonitinha |
8 |
Milomga Para Paquito |
9 |
To Brenda With Love |
キューバ出身のパキート・デリベラは好きなアルト・サックス&クラリネット奏者です。
見出してくれたのはラテンの大御所のディジー・ガレスピー(tp)です。
国交断絶の中でパキートは一番苦労した時代にアメリカに出国した先達の一人です。
アフロ・キューバン・ジャズの第一人者と言っても過言ではないと思います。
パキートはキューバでイラケレを率いていたのでビック・バンドもお手の物です。
(中間系)
(1) HELEN MERRILL / CASA FORTE
helen merrill(vo),
joe beck(g), bucky pizzarelli(g), torrie zito(p),
urbie green(tb), gorge mraz(b), grady tate(ds),
rubens bassini(per), etc
1980/Tokuma/
1 |
Natural Sounds |
2 |
Antonio's Song |
3 |
Vera Cruz |
4 |
Wave |
5 |
So Many Stars |
6 |
Like A Lover |
7 |
Too Marvelous For Words |
8 |
How Insensitive |
9 |
Casa Forte |
10 |
Close Enough For Love |
今作はヘレン・メリルがブラジル・サウンドに挑戦したものです。
この頃(50歳前後)のヘレン・メリルは円熟味を増して大人の女の魅力に溢れています。
ある意味ジャズ・ヴォーカリストしてのピークを迎えていたのではないかと思います。
当時ヒットしていたマイケル・フランクスの(2)「アントニオ・ソング」が新味です。
豪華なバック・ミュージシャンの好演も光る。
(中間系)