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Dragon's Jazz Corner

Yasumasa kumagai 熊谷泰昌 (p)


* YASUMASA KUMAGAI TRIO / J-STRAIGHT AHEAD
熊谷ヤスマサ(p)、井上陽介(b)、大坂昌彦(ds)
2015/Jazzy Bear/


1 Draft Beer
2 Moonlight
3 Eternity
4 Chill Out
5 Sunset
6 Thank You Load Word Up !
7 Summer Vacation
8 Perfidia (Alberto Dominguez)


熊谷泰昌(p)さんとの最初の出会いは小林陽一(ds)・カルテットのライブでした。
2009年だったのでもう7年前になりますね。
当時は29歳だったか、新進期待の若手ピアニストでした。
それからも何回か小林陽一・J.J.Mで演奏を聴く機会がありました。

今作は先日、鈴木道子(vo)さんのライブで見かけました。
手に取ってみると共演が井上陽介(b)さんと大坂昌彦(ds)さんという日本を代表するジャズ・メン・・・。
これはどうしても聴いてみたいと思いました。
今作が4枚目のリーダー作のようです。
熊谷さんは1979年生まれの現在37歳、出身は茨城県水戸市です。
1998年渡米、2000年にバークリーを卒業後、ニューヨークでロバート・グラスパー(p)に師事したとのこと。
グラスパーは今や最も影響力のある先進のピアニストの1人です。
熊谷さんは切れ味よりもメロディ・メーカーとして勝負するタイプです。
美しいメロディ・ラインが特徴ですがグラスパー流のトリッキーな一面を持ち、そのスタイルに魅力があります。
全8曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
(1)、(7)がアップ・テンポの曲で疾走感があり3人の絡みがより刺激的に聴こえました。
(2)は最も現代風なテーマと雰囲気を持っていて井上さんのソロ、続く熊谷さんのソロが素晴らしいです。
(4)では熊谷さんのピアノと大坂さんのドラムスとのコンビネーションが聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)