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Dragon's Jazz Corner

Warren Wolf (vib)


* WARREN WOLF QUARTET / WOLFGANG
warren wolf(vib,mar),
track 2,5,7-benny green(p), christian mcbride(b), lewis nash(ds)
track 1,3,6,8-aaron goldberg(p), kris funn(b), billy williams jr(ds)
track 4,9-aaron diehl(p)
track 8-darryl tookes(vo)
2013/Mack Avenue/

1 Sunrise.
2 Frankie And Johnny
3 Grand Central
4 Wolfgang
5 Annoyance
6 Lake Nerraw Flow
7 Things Were Done Yesterday
8 Setembro
9 Le Carnaval De Venise


ヴィブラフォン聴きの19枚目は先週に引き続きウォーレン・ウルフの2013年作品です。
ベニー・グリーン(p)・トリオとアーロン・ゴールドバーグ(p)・トリオの二つのトリオとの共演が聴きどころ。
さらにアーロン・ディール(p)とのデュオも2曲入っている大徳用盤です。

全9曲は自身のオリジナル6曲とその他3曲の構成です。
ベニー・グリーンとアーロン・ゴールドバーグとの聴き比べに興味がありました。
私のイメージとしてはグリーンの動に対してゴールドバーグの静ですがイメージに外れた曲もありました。
その意外性は面白かったです。
2曲のデュオでは美しいメロディ・ラインを聴かせ1曲にはヴォイスも入っている。
よく出来た構成とも言えるし、ちょっと欲張ったところがあるとも言える。
つまり当時のウルフの音楽性の全貌が表れている作品です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* WARREN WOLF SEXTET / WARREN WOLF
warren wolf(vib), christian mcbride(b), gregory hutchinson(ds),
jeremy pelt(tp), tina green(as,ss), peter martin(p)
2011/Mack Avenue/

1 427 Mass Ave.
2 Natural Beauties
3 Sweet Bread
4 How I Feel At This Given Moment
5 Eva
6 Senor Mouse
7 Emiily
8 Katrina
9 One For Lenny
10 Intimate Dance


ウォーレン・ウルフの2011年作品です。
ヴァイブ・シーンの新しいスターはこのウルフでしょうか。
1979年生まれの現在38歳、バークリー出身です。
ヴァイブ界は層が薄いので貴重な存在になっています。


今作はアメリカでのデビュー作になります。
全10曲は自身のオリジナル6曲とメンバーのオリジナル2曲とその他2曲の構成です。
その他の2曲はチック・コリアの(6)とジョニー・マンデルの(7)です。
ウルフ(vib)、クリスチャン・マクブライド(b)とグレゴリー・ハッチンソン(ds)という強力なトリオを中心にした作品です。
加えてピーター・マーティン(p)、ジェレミー・ペルト(tp)、ティナ・グリーン(as)が参加しています。
ウルフは達者なヴァイブ奏法を披露していますが早い曲ではテクニシャンにありがちな弾き過ぎを感じます。
で、メロディが美しいバラードが聴きどころになりました。
オリジナルでは(2)「Natural Beauties」がその他ではマンデルの(7)「Emily」が秀逸です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*WARREN WOLF QUARTET / INCREDIBLE JAZZ VIBES
warren wolf(vib),
mulgrew miller(p), vicente archer(b), kendrick scott(ds)
2005/M&I/

驚異の新人!!
名手マルグリュー・ミラーお墨付き、パッションとインテリジェンスを兼ね備えた
バランス最高のヴァイブ・プレイヤー日本先行デビュー!
ウエス・モンゴメリーを彷彿とさせる圧倒的なテクニックと感性を放つ!!
(帯中よりの抜粋)

「I Hear A Rhapsody」、「Masquerade Is Over」、「Four On Six」、
[Reflections」、「Chan's Song」