[トップページ]
Uri Caine (p)
*URI CAINE TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD
uri caine(p)<drew gress(b), ben perowsky(ds)
2004/WINTER & WINTER/
1 Nefertiti
2 All The Way
3 Stiletto
4 I Thought About You
5 Otello
6 Snaggletooth
7 Go Deep
8 Cheek To Cheek
9 Most Wanted
10 BushWack
私にはユリ・ケイン(p)はアヴァンギャルド(前衛)のイメージが強くあります。
そんなユリ・ケインのヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤ということで興味津々で聴いてみました。
全10曲はオリジナルが6曲、ジャズ・スタンダードが4曲の構成です。
さすがにユニークで刺激的、意表をつくフレーズが次々と飛び出してきてゾクゾクっとしました。
かといって頭でっかちというわけでもなくスマートで絶妙なスイング感も持っています。
フリー系ピアニスト独特の力強いタッチは健在、メンバーとのバランスも良く強烈なピアノ・トリオが聴けます。
一般的なピアノ・トリオにはない斬新さ、時折、フリー・キーを交えて変幻自在のピアノ・スタイルが最大の魅力です。
(1)のウエイン・ショーター(ts)の「NEFERTITI」と(3)のオリジナルが特に印象に残りましたが、
その他も聴きどころが多いです。
こういうのを聴いてしまうとありきたりなピアノ・トリオでは物足りなくなるかもしれませんね。
ピアノ・トリオ、お薦めの一枚です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)