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Dragon's Jazz Corner

Tomoki Takahashi 高橋知己(ts)


*TOMOKI TAKAHASHI QUARTET / FEELING GOOD
高橋知己(ts,ss)、
津村和彦(g)、工藤精(b)、斉藤良(ds)

2009/AKETA'S DISK/

高橋知己さんはエルヴィン・ジョーンズ(ds)との共演歴もあるコルトレーン派のサックス奏者です。
これは今年出た高橋さんの新作ですがコンサート会場で購入しました。
オリジナルが3曲にその他6曲は興味ある選曲構成になっています。
かっちりとしたテナー・サックスのワン・ホーン・ギター・カルテットが聴けました。
最近、こういう傾向のジャズは聴いていなかったと思います。
以前はよくこういうジャズを聴いていたような気がしてなんだかホッとしました。、
高橋さんのサックスを聴いているとなんか安心するんですよ。
日本の演歌を聴いているような気がします。
それも五木ひろしさんというよりは森進一さんや北島三郎さんという感じです。

幅広い音楽性を持つ津村和彦(g)さんと斉藤良(ds)さんの存在が大きいです。
高橋さん、工藤精(b)さんの純ジャズ派との組み合わせの妙が味わえます。
一見異質のように思いますがこれがぶつかると独特のサウンドになって面白いです。
表題曲の(4)「FEELING GOOD」は新味、このメンバーじゃないと出来ないんじゃないかな。
なんといっても(7)「LONELY WOMAN」のバラードが素晴らしいです。最高です。
11分強の熱演が聴ける(6)「ELEVATION」も聴きどころになりました。
女性トロンボーン奏者のメルバ・リストンの(5)「RAINBOW」も美しかった。
剛毅なテナー・サックスはもとより(5)、(6)で聴ける繊細なソプラノ・サックスが実にいいですよ。

--帯中よりの抜粋--
「日本を代表するサックス! 郷愁、哀愁、日本の原風景も・・・
この心をうばう、あふれる自然美!!」
--天才アケタ--

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)