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Dragon's Jazz Corner

TOKU (vo,flh)


*TOKU / A BRAND-NEW BEGINNING
Toku(vo,flh)
小島良喜(p)、高水健二(el.b)、山木秀夫(ds)、小畑和彦(g)、
小沼ようすけ(g)、村上“ポンタ”秀一(ds)、秋田慎治(p)、藤井伸昭(ds)、
西脇辰弥(harm,org)、佐藤“ハチ”恭彦(b)、塩谷哲(p)他

2006/Sony/SACD/

1 Wings Of Love
2 Shuffle In The Rain
3 More Than You Know
4 ため息 Angel Blue
5 In The Mooon Hours
6 Home To You
7 Someday
8 I Can't Tell You Why
9 One Moment Of Love


TOKUさんは2月のライブを聴いた時から何か新しいCDを聴いてみたいと思っていました。
新作の「スティービー・ワンダー集」を含め、色々と試聴しながら選んだのがこれです。
今作は2年ぶり、7枚目のアルバムだそうです。
全9曲はオリジナルが中心で俗にいうスタンダードはなしです。
フュージョン界の大御所ジョージ・デューク(key)とイーグルスの曲が入っているのがこだわりかな。
表題の「A Brand-New Begining」にも意気込みを感じました。

構成もよく考えられていると思います。
まずは(1)絶妙なミディアム・テンポで開幕〜(2)ジャズ度が高く、バックの好演が光るノリは最高
〜(3)ボサノバのリズムの流れにグーッときてしまいました。
都会的でスマートな曲想はフュージョン・テイストでポップス色が強くAORの雰囲気もあります。
特徴的な鼻に掛かる深い歌声とシブい歌唱法がマッチしていて実に居心地の良いアルバムです。
(4)以降もややインパクトに欠けるけれどより自然体、良曲が並んでいて大人しく聴き易いです。
ラスト(9)は塩谷哲(p)さんとのデュオで美しいバラードで閉じる。
癒し系アルバムとしてお勧めします。
TOKUさんは年齢と共に進化すると思うのでこれからが楽しみです。

それにしてもパソコンで聴けないSACDは不便だと思う。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)