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Dragon's Jazz Corner

Takako Afuso 安富祖貴子(vo)


*TAKAKO AFUSO / MABUI NO UTA
安富祖貴子(vo),
井上陽介(b,arr)、大隈寿男(ds)、小山太郎(ds)、
安井さち子(p)、岡安芳明(g)、川嶋哲郎(ts)、
太田剣(as)、金子雄太(org)
2007/M&I JAZZ/


今作は安富祖貴子(vo)さんの2枚目のアルバムです。
安富祖さんは50年に1人の逸材との触れ込みで私のジャズ仲間の評判も上々です。
選曲もジャズにこだわらずに幅の広い構成になっています。
これは彼女の音楽性の広さを物語っていてジャンルを超えるジャズ・ヴォーカリストだと思います。
まだまだ若いのでこれから人生の経験を積んでどこまで深味を増すのか、大いに楽しみな存在です。
最大の魅力は切れ味鋭いパンチ力のある歌声にあると思います。
これは習って会得できるものでもなく、生まれ持った天性のもので彼女の貴重な財産でしょうね。
ふと、若い頃の弘田三枝子さんを思い出しました。
(1)「MERCY MERCY MERCY」、(6)「AIN'T NO SUNSHINE」、
(9)「SONG FOR MY FATHER」なんかは惚れ惚れしました。
バックのメンバーの好演も見逃せないアルバムになっています。
人気者になっても相変わらず活動の中心は沖縄にあるので人柄を表しているようです。
足が地に付いて上滑りしていないのも好感が持てますね。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)




*TAKAKO AFUSO / KON 魂
安冨祖貴子(vo)、
井上陽介(b,arr)、知念嘉哉(g)、大隅寿男(ds)、
川島哲郎(ts)、安井さち子(p)、金子雄太(org)
2006/M&I JAZZ/


燃えるように生き、そして愛した・・・。
魂に深く響く歌。
沖縄から50年に一人のジャズの逸材登場。
(帯中よりの抜粋)

安冨祖貴子さんのデビュー・アルバムです。
発売時にはジャズ仲間でも話題になりました。
それほど衝撃的なデビューだったです。
ストレートに心に響く歌声は素晴らしいです。
まさに魂まで届いてくる感じがしました。
ニーナ・シモンに最も影響を受けているようです。
ニーナのヒット曲、「Here Comes The Sun」でよく分かりました。

その他「Work Song」「My Favorite Things」「I Loves You Porgy」
「Moanin'」「Tennessee Waltz」など。