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Dragon's Jazz Corner

Stewy Von Wattenwyl (p)


*STEWY VON WATTENWYL TRIO / LIVE AT MARIANS
Featuring Eric Alexander

stewy von wattenwyl(p), reggie johnson(b), kevin chesham(ds),
eric alexander(ts)
2009/B.J.L/

スチュイ・フォン・ワッテンヴィル(p)とエリック・アレキサンダー(ts)の組み合わせ。
この組み合わせは何枚かありますがその中の1枚です。
スイスのライブ・ハウス、「Marians」におけるライブ盤です。

スチュイは1962年、スイス生まれ、強烈なスイング感を持つピアニストです。
ヨーロッパのピアニストとしては珍しいタイプかもしれません。
主流派ジャズ・テナーの先頭を走るエリックとの相性はピッタリだと思います。

近年の私はエリックにゾッコンなのでどれを聴いても「いいなぁ〜」と思ってしまう。
波長がバッチリ合うんです。
エリックが影響を受けたテナー奏者達の手になる演目も興味深いものでした。
ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、スタンリー・タレンタインが選ばれています。
コルトレーンとロリンズはもちろんですがエリックの根っこにはタレンタインもいますね。
エリックのベストはバラードの(3)「All The Way」・・・まさに堂々たる歌いっぷりです。
スチュイが選んだピアニストはビル・エバンスで(5)「Very Early」でした。
でも私のイメージはマッコイ・タイナーで(1)「Fried Pies」はその真髄が聴けました。
エリックの師匠格のハロルド・メイバーンも十分に意識している気がします。
(6)「Sonnymoon For Two」ではスチュイのブルース・フィーリングが全開です。

全8曲の多彩な選曲はどれを聴いても聴き味は十分です
アップ・テンポで突っ走り、バラードでしっとり、ブルースもフォークソングもある。
ここでのエリック・アレキサンダーもやっぱり良かった。
その自在な表現力と艶やかな音色は「素晴らしい」としか言いようがありません。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)




*STEWY VON WATTENWYL TRIO / COOKIN' LIVE
stewy von wattenwyl(p), daniel schlappi(b), peter horiberger(ds)
2002/P.J.L/

2002年最も美しいヨーロッパのジャズ・ピアノ・トリオ。
「グレート・アメリカン・ソングブック」を演奏した新録音。
(帯中よりの抜粋)

「Take Five」、「Estate」、「Stablemates」、「Body And Soul」
「Autumn Leaves」、「Stella By Starlight」




*STEWY VON WATTENWYL TRIO / EVERYTHING I LOVE
stewy von wattenwyl(p), daniel schlappi(b), peter horiberger(ds)
1998/Brambus Records/

スイス発、限りなく美しいピアノ・トリオ。
90年代、お勧めのピアノ・トリオ。