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Dragon's Jazz Corner

Sliding Hammers (grp)


*SLIDING HAMMERS / SINGS
mimmi hammar(vo), karin hammar(tb),
mathias algotsson(p), martin sjostedt(b), ron e gardiner(ds)
2008/Spice of Life/

何ヶ月か前、あるライブ・ハウスのカウンターに座ってコーヒー(本来はオンザロックが似合う)
を飲みながらカクテルを作るバーテンダーの手元を何気なく見ていました。
そこに流れてきたのがこのボーカルとトロンボーンの音色でした。
こういう雰囲気にピッタリの感じがして、早速、「誰ですか、これは?」とバーテンに問いかけました。
答えは「スライディング・ハマーズ」でした。
トロンボーンの女性二人組の存在は知っていたし、このジャケットも見たことがありました。
でも、買うまでには至らなかった。
CDは聴いてみないと分からないことが多いけどこれもそんな感じの一枚です。
スタンダード中心でオリジナルが3曲、(4)「I WISH YOU LOVE」は好きな歌です。
ふわっとしたボーカルと優しく温かなトロンボーンの音色が魅力。
私は昼寝のBGMによく聴いています。

(くつろぎ系)




* SLIDING HAMMERS / A BEAUTIFUL FRIENDSHIP
Honoring JAY & KAI
karin hammar(tb,vo), mimmi hammar(tb,vo),
mathias algotsson(p), martin sjostedt(b), ronnie gardiner(ds)
2006/Spice Of Life/

1 Falcon
2 Penthouse
3 High Sltitude Delivery
4 The Good Life
5 When Lights Are Low
6 The Hammer Theme
7 Winter
8 Being Alive
9 My Wedding Shoes
10 You'd Be So Nice To Come Home To
11 All These Days
12 A Beautiful Friendship


私の好きな癒し系として「スライディング・ハマーズ」がいる。
トロンボーンとヴォーカルの二つが楽しめる徳用盤です。
副題の「JAY & KAI」はJJ・ジョンソンとカイ・ウインディングですね。
ご存知、2本のトロンボーンといえばこの「J&K」がよく知られています。
「スライディング・ハマーズ」はそのスタイルを踏襲しています。
ただ女性トロンボーン奏者なので繊細でやわらかな音色が特徴です。
そんなやさしい音色を聴いていると私はくつろげるんです。

ハマーズのアルバムに欠かせないのがピアノのマティアス・アルゴットソンです。
ここでも4曲を提供していてキラキラと輝くような華麗なピアノ・プレイを聴かせてくれました。
ヴォーカルは(4)、(8)、(10)の3曲で聴けました。
ベストには抜群の雰囲気を持つ(4)「The Good Life」を上げておきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




* SLIDING HAMMERS / SPIN AROUND
mimmi pettersson hammar(tb,vo), karin hammer(tb),
mathias algotsson(p), tommy johnson(b), ronnie gardiner(ds)
2003/Gazell/

1 Work Song
2 Spin Around
3 I Love You
4 Changes
5 The Old Country
6 Dit Nasan Pekar
7 In The Wee Small Hours
8 Judy
9 Emigrantvisa
10 For Heaven's Sake
11 My Shinning Hour
12 Blue Monk


「スライディング・ハマーズ」のアルバムを入手するのはこれで4枚目になります。
私は疲れてくると「スライディング・ハマーズ」が聴きたくなります。
何だかよく分からないけど、なぜかそうなってしまう。
多分、柔らかで優しいトロンボーンの音色に癒されるんだと思います。
姉妹のトロンボーンが絡み合い、ミミのヴォーカルとアルゴットソンの美しいピアノに癒される。

全12曲はミミ、カレン、マティアスのオリジナル3曲とその他9曲の構成です。
ナット・アダレイ(tp)の2曲(1)、(5)が目を引くかな。
ミミのヴォーカルは(2)、(5)、(7)、(10)、(11)の5曲で聴けます。
演奏とヴォーカルの両方が楽しめる徳用盤になっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




* SLIDING HAMMERS / A PLACE TO BE
This CD is dedicated to the memory of JJ Johnson

mimmi pettersson hammar(tb.vo), karin hammer(tb,arr),
mathias algotsson(p), tommy johnson(b), ronnie gardiner(ds),
2001/Gazell/

1 Chega De Saudade (No More Blues)
2 If I Should Lose You
3 All My Tomorrows
4 Our Love Is Here To Stay
5 Israel
6 Theme Fom Picnic
7 I Love Being Here With You
8 Jenny Song
9 Getxo Blues
10 Softly As In A Morning Sunrise
11 Blame It On My Youth


この猛暑に参ってしまって「何か癒し系の作品はないだろうか?」と思いました。
それで選んだのがこれです。
「スライディング・ハマーズ」はミミ・ぺターソン・ハマーとカリン・ハマーの姉妹トロンボーン奏者です。
2本のトロンボーンといえばJJ・ジョンソンとカイ・ウインディングの「J&K」がつとに有名です。
そう、この二人のお手本はここにありました。
今作の副題には「JJ・ジョンソンに捧げる」とあります。

ただここは女性が二人なのでソフトでしなやかさに溢れています。
姉妹のコンビネーションは抜群で特にミミのヴォーカルとカリンのトロンボーンの絡みが好きです。
ゆる〜くボワ〜ンとしている、ノンビリ感とルーズ感が最大の魅力だと思います。
ボサノバのリズムとやさしいヴォーカルが心を癒してくれます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系