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Sadao Watanabe 渡辺貞夫(as)


*SADAO WATANABE QUINTET / BASIE'S AT NIGHT
渡辺貞夫(as)
小野塚晃(p) 納浩一(b) 石川雅春(ds) N'diasse niang(per)
2007/VICTOR ENTERTAINMENT/

40年以上前、渡辺貞夫さんはすでに第一線級のジャズ・ミュージシャンでした。
余談ですが、その頃、日野皓正さんはまだ新宿ピットインの昼の部で新進気鋭の新人。
休憩時間にもソロのフレーズを口ずさんで練習していましたが一日中ジャズ漬けの生活だったと思います。
渡辺さんは本場アメリカのバークリーに留学して武者修行、秋吉敏子さんと共に先駆者となりました。
「California Shower」の大ヒットでセンセーションを巻き起こしたのはしっかりと記憶に残っています。
CMにも起用されて知名度は全国的に広がり、日本のジャズの発展に貢献した功績は計り知れません。
その渡辺さんが今でも元気に活躍しているのは嬉しい限りです。
今作は懐かしいジャズ喫茶の名前が残る岩手県一関市の老舗「ベイシー」での2枚組ライブ盤です。
マスターとの対談を読むと、今でもいい音を目指して試行錯誤しているようで全然枯れていません。
これからの渡辺さんの作品はいずれも貴重なものになると思っています。

(中間系)




*SADAO WATANABE / WHEEL OF LIFE
sadao watanabe(as,fl)
richard bona(el-b,el-g,per,vo), george whitty(key), nathaniel townsley(ds)
mike stern(el-g), romero lubambo(g)
2003/VERVE/

1 One For You
2 Tembea
3 Basie's At Night
4 Requiem For Love
5 Wind & Trees
6 Koulamanite
7 Waiting Song
8 Isabelle
9 Jindungo
10 Wheel Of Life
11 Spring-All Beautiful Days


渡辺貞夫さん(as,fl)の新作は全曲オリジナルによる意欲作です。
11曲中、自身の新曲が9曲、2曲をリチャード・ボナ(b、vo)が提供しています。
アフリカの大地の香りがするマルチ・プレイヤーのボナとのコラボレーションは新鮮です。
主役は完全に渡辺貞夫さんでしょう。
リーダーとしての力量は十分、その素晴らしさは他を圧倒しています。
全体のサウンドに溶け込みながらも主張するところは主張している感じ、
日本的な情緒もあり心に沁みます。
やさしくてまろやかな音色にはまるで包み込まれるような感じがしました。
(4)のアルト、(10)のフルートはまさに感動的です。曲も美しいですね。
年輪を経ないとこの雰囲気は出ないと思います。現在のサダオ・ワールドが広がっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




*SADAO WATANABE QUARTET / DEDICATED TO CHARLIE PARKER
渡辺貞夫(as)、八城一夫(p)、原田政長(b)、渡辺文男(ds)
日野皓正(tp)

1989/Nippon Columbia/

1969年銀座ヤマハ・ホールでのライブ録音。
名盤の復刻盤




*SADAO WATANABE / SELECTED
sadao watanabe (as,fl) etc
1988/WEA JAPAN/

未発表バージョン5曲を収録した渡辺貞夫のニュー”マイ・ディア・ライフ”
自ら選んだスーパー・ベスト・アルバム。
(帯中よりの抜粋)




* SADAO WATANABE / HOW'S EVERYTHING
渡辺貞夫(as,ss,fl),
dave grusin(key,arr), richerd tee(key), eric gale(g),
jeff mironov(g), anthony jackson(elb), steve gadd(ds),
ralph mcdonald(per), jon faddis(tp),
the tokyo philharmonic orchestra
1980/Sony/

1 Up Country
2 Mzuri
3 Tsumagoi
4 All About You
5 Nice Shot
6 Seeing You
7 No Problem
8 Boa Noite
9 Sun Dance
10 M&M Studio
11 My Dear Life


■渡辺貞夫/ハウズ・エヴリシング

渡辺貞夫(as)さんジャズ・フュージョン界の快挙として今なお語られる1980年の日本武道館公演のエッセンスを収めたライブ・アルバム。
音楽監督はデイヴ・グルーシンが担当し、スティーヴ・ガッド、エリック・ゲイル等を軸としたバンドに加え、
東京フィルハーモニーも参加。これまで以上に雄大なフュージョン・サウンドが展開される。
ここに収録されている「マイ・ディア・ライフ」を同曲のベストとする声も高い。
(帯中よりの転載)

日本がバブル絶頂期を迎えようとしていた時代で何も恐れるものはなかった。
もう二度とは出来ない豪華絢爛盤です。

渡辺貞夫(as)さんのライブ復刻廉価盤を2枚購入しました。
ここは帯中の解説で十分だと思うので転載↓させてもらうことにしました。
特に前者は圧倒的な演奏で身震いするほどの素晴らしさです。
間違いなく貞夫さんが日本のジャズ界を背負っていたと実感しました。
後者は日本がバブル絶頂期を迎えようとしていた時代で何も恐れるものはなかった。
もう二度とは出来ない豪華絢爛盤です。




* SADAO WATANABE / CALIFORNIA SHOWER
渡辺貞夫sadao watanabe(as,fl),
dave grusin(p), lee ritenour(g), chuck rainey(elb),
harvey mason(ds), paulinho da costa(per), oscar brashear(tp),
geoege bohanon(tb), ernie watts(ts), full string
1978/Flying Disk/

Side A
1 California Shower
2 Duo-Creatics
3 Desert Ride
Side B
1 Seventh High
2 Turning Pages Of Wind
3 Ngoma Party
4 My Country


日本のフュージョン・シーンの立役者というとやはり渡辺貞夫(as)さんになりますね。
渡辺さんは秋吉敏子(p)さんに続いてバークリーに留学して先進のジャズを日本に広めました。
この二人は世界に飛び出した先駆者で日本ジャズ界の基礎を築いた言わば恩人みたい人です。
留学中渡辺さんはゲイリー・マクファーランド(vib,comp,arr)からボサノバやサウンド作りの影響を受けています。

今作はシャンプーのテレビCMにも使われてジャズ盤としては異例の大ヒットを記録しました。
渡辺さん自身も草刈正雄さんと共にCMに出演していてシャワーを浴びる明るい笑顔がとても印象的でした。
挿入曲の「カリフォルニア・シャワー」は南国の爽やかな風が吹き渡るようなサウンドで素晴らしかったです。
デイヴ・グルーシン(p)やリー・リトナー(g)、ハービー・メイソン(ds)などの一流ミュージシャンが共演しています。

(くつろぎ系)




* SADAO WATANABE QUARTET / LIVE AT THE JUNK
渡辺貞夫(as),増尾好秋(g), 鈴木良雄(b), 渡辺文男(ds)
1969/Sony/

1 Cheryl
2 If I Said The Sky Was Fallin'
3 Georgia On My Mind
4 This Guy's In Love With You
5 No More Blues
6 Here's That Rainy Day
7 Granny's Samba


■渡辺貞夫/ライブ・アット・ザ・ジュンク

銀座にあった伝説のジャズ・クラブ「ジャンク」を熱狂の渦にまきこんだ渡辺貞夫・カルテットのライブ・レコーディング。
充実の一途をたどっていた渡辺のサックス、後年の大成を予感させる若き増尾好秋や鈴木良雄の快演がビ・バップやボサノバ・ナンバーに映える。
渡辺の代表作ひとつであるばかりではなく、日本のジャズ史上に輝くマスト・アイテム。
(帯中よりの転載)

圧倒的な演奏で身震いするほどの素晴らしさです。
間違いなく貞夫さんが日本のジャズ界を背負っていたと実感しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」