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Dragon's Jazz Corner

Russell Gunn (tp)


* RUSSELL GUNN QUINTET / PLAYS MILES
russell gunn(tp,flh),
oorin evans(key), mark kelly(b), montez coleman(ds),
kahlil kwame bell(per)
2007/HighNote/


1 Tutu
2 Bitches Brew
3 Blue In Green
4 Footprints
5 Nardis
6 All Blues
7 Eighty One
8 New New Blues


ラッセル・ガン(tp)もまた尖がったミュージシャンで中々につかみどころがありません。
今作は大御所マイルス・ディヴィスの演奏で有名になった作品集です。
それもまたエレクトリック・マイルスっていうんだからどんな感じなのか?気になりました。
バンドにも「The Elektrik Butterfly Band」という名前が付いています。
まぁ、二番煎じはまぬがれないけれどガンが考えるエレクトリック・サウンドが聴けました。
オーリン・エヴァンス(p)をはじめ若手の注目株が集まっています。

(中間系)




*RUSSELL GUNN QUARTET / MOOD SWINGS
russell gunn(tp)  
radam schwartz(org), eric johnson(g), cecil brooks V(ds)
2003/HIGHNOTE/

このところ注目しているラッセル・ガン(tp)の新譜です。
新譜といっても録音が1999年なのでなぜ今頃なんだろうと考えてしまいました。
オルガン・トリオをバックにオーソドックスな演奏を展開していますがイマイチ面白みには欠けます。
やはりガンにはもう少し暴れる部分があった方が良いと思います。
そこいらへんが発売が遅れた原因なのかもしれませんね。
共演者もセシル・ブルックス(ds)を除いてはほとんど知られていないのではないでしょうか。
それでもラッセル・ガンのルーツを探るには程好いアルバムですよ。
リー・モーガン(tp)やドナルド・バード(tp)の曲が取り上げられています。
その上、モーガンに捧げる曲があったりして嬉しかったです。

(中間系)

[Night And Day], [I'll Close My Eyes]




*RUSSELL GUNN SEXTET / BLUE ON THE D.L
russell gunn(tp)
J.D.allen(ts), mark whitfield(g)
orrin evans(p), eric revis(b), montez coleman(ds)
2002/HIGHNOTE REC/

1 Sir John
2 Minor Mood
3 Cheryl
4 Blues On The D.L
5 Brian's Bounce
6 Kelly Blue
7 J.D.'s Revenge
8 No Blues
9 When It Comes


ラッセル・ガン(tp)の新作は雰囲気をガラリと変えてきました。
ブルージーでジャズ・ムード満点、実に懐かしいサウンドに満ち溢れています。
こんなアルバムを聴いていると遠い昔を思い出してしまいますよ。
ガンもマーク・ホイットフィールド(g)もいいなあー、実に心地良く胸に響いてきます。
名曲「ケリー・ブルー」を取り上げたのも嬉しいじゃありませんか。
多くを語る必要はないでしょう、是非、ご一聴をお薦め致します。
演奏だってカッコイイよ、俗に言うモダン・ジャズの好盤ですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*RUSSELL GUNN QUINTET / SMOKINGUNN
russell gunn(tp), bruce williams(as)
marc cary(p), ric revis(b), terreon gully(ds)
2000/HIGHNOTE/

1 From "The Freedom Suite" The Paris Masses Begin / The San Domingo Complete
2 Amnesia
3 El's Kitchen
4 Groid
5 Yvette
6 Memory Of Waterford
7 The Beeach
8 Delfeayo's Dilemma
9 Crescent


つい先日ご紹介した急上昇中のトランペッター、ラッセル・ガンの新作です。
前回は組曲風の意欲作でしたが今回は一転してストレートなジャズ・アルバムを作ってきました。
ラッセル・ガンは現在28才、パワーとスピード感溢れるプレイを聴かせてくれています。
プロデュースはセシル・ブルックス・Vです。本当に若さとは素晴らしいものですね。
ピアニストのマーク・キャリーも最近お薦めしたばかりですがやっぱり出てきましたよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*RUSSELL GUNN / LOVE REQUIEM
russell gunn(tp)
myron walden(as), mark turner(ts), greg tardy(fl,ts)
james hurt(p), shedrick mitchell(p), stefon harris(vib)
eric revis(b), cindy blackman(ds)
1999/HIGH NOTE/

現在急上昇中のトランペッターの1人、ラッセル・ガンのアルバムです。
この「ラブ・レクイエム」は9パーツに分かれた自作の組曲でラッセル・ガンの意欲作と言えます。
聴いていてまずピンと来るのがフレディ・ハバードかな、その他にブッカー・リトル、
ウィントン・マルサリス、ニコラス・ペイトンの名前が挙がっていました。
プロデュースはドラマーとしても活躍中のセシル・ブルックス・Vでこの人にも注目しています。
メンバーには若手の成長株が揃っており中々に興味深い作品です。
アルバムとしては最も売りにくいパターンですがいずれ評価されることは間違いないでしょうね。
彼の音楽性を探るには絶好の作品だと思います。

(まじめ系)