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Dragon's Jazz Corner

Rick Margitza (ts)


*RICK MARGITZA QUARTET / MEMENTO
rick margitza(ts,ss)
mulgrew miller(p), scott colley(b), brian blade(ds)
2001/PALMETTO RECORDS/

リック・マルギッツア(ts,ss)の新譜を聴いてみました。
全9曲は全て彼のオリジナルです。
濃くも薄くもなく、丁度良い按配のワン・ホーンのアルバムになっています。
マルグリュー・ミラー(p)のサイドメンとしての力量は定評のあるところです。
ブライアン・ブレイドも注目のドラマーですね。

(中間系)




*RICK MARGITZA QUARTET / HEART OF HEARTS
rick margitza(ts,ss)
joey calderazzo(p), scott colley(b), ian froman(ds)
2000/PALMETTO RECORDS/

1 You Must Believe In Spring
2 14 Bar Blues
3 Heart Of Hearts
4 Provence
5 You're Everything
6 Dexter's Tune
7 The Four Sleepers
8 With Every Breath I Take
9 Father John
10 Some Of The Things I Am


サックスのワン・ホーンのお薦めは久し振りではないでしょうか。
リック・マルギッツア、私は初めて聴きました。名前から想像するとイタリア系ですかね。
知られているのか、いないのかイマイチ分かりませんが、オーソドックスで上品なサックス奏者です。
クセがなく、それでいて適度な刺激、とても上質なアルバムに仕上がっていると思いました。
ピアノには今売り出し中のジョーイ・カルデラッツオを起用していて、彼のプレイにも注目しています。
心地良く耳に響く隠れた名盤、こんな作品をひっそりと聴いている人がいたら、それこそ本当に渋いです。
これは、ハッキリ言って自画自賛ですね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



* RICK MARGITZA QUARTET / THIS IS NEW
rick margitza(ts),
joey calderazzo(p), robert hurst(b), jeff "tain" watts(ds),
tim hagans(tp)(5)
1991/EMI/

1 This Is New
2 On Green Dolphin Street
3 Body & Soul
4 Just In Time
5 Beware Of The Dog
6 Invitation
7 Everything Happens To Me
8 When Will The Blues Leave ?
9 Gypsies


リック・マルギッツァ(ts)の1991年作品です。
未紹介でしたがこの数年はCDプレイヤーのトレイに乗ることが多くて聴き続けています。
なぜなら有名スタンダードを新しい感覚で聴かせてくれるアルバムだからです。
「 On Green Dolphin Street 」、「Body & Soul 」、「Just In Time」、「 Invitation 」、「Everything Happens To Me」など。
ジョーイ・カルデラッツオ(p)、ジェフ・ワッツ(ds)、ロバート・ハースト(b)に乗ってマルギッツァのテナーが炸裂します。
それぞれが鋭く切り込んでくるので十分に刺激的です。
今作には「スタンダード・ニュー」の副題も付いています。

全9曲は自身のオリジナル1曲とその他8曲の構成です。
オーネット・コールマン(as)の(8)「When Will The Blues Leave ? 」は新味かな。
オーネットもすでにスタンダード化しています。
オリジナルの(9)「Gypsies」はマルギッツァのルーツになるもので独特のリズム感はここからきています。
おじいさんがハンガリー・ジプシーのバイオリン奏者だったそうです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)