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Dragon's Jazz corner
Richie Beirach (p)
*RICHIE BEIRACH TRIO / ROMANTIC RHAPSODY
richie beirach(p), george mraz(b), billy hart(ds)
2001/VENUS/
リッチー・バイラークのバラード集です。
「恋とはなんでしょう」に続くヴィーナス・レコードの第2弾です。
前作がやや甘過ぎたきらいがありましたがこのアルバムは大分趣が違っています。
リリシズム溢れる透明感のあるピアノ・・・よりバイラークの特徴が出ていると思います。
その分、聴き易さやスイング感は薄くなっていますので好みが分かれるかも知れません。
最近のピアノ・トリオのゴールド・ディスクとしては珍しくシリアスな感じがしました。
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
(中間系)
[Spring Is Here], [Blue In Green], [Old Folks], [I Wish I Knew]
*RICHIE BEIRACH TRIO / WHAT IS THIS THING CALLED LOVE ?
richie beirach(p), george mraz(b), billy hart(ds)
1999/VENUS/
リッチー・バイラークの最高傑作アルバムが完成、
ライフ・ワーク・ナンバー、「ナーディス」の文句なしの圧巻バージョンをはじめ「枯葉」、「恋とはなんでしょう」他、
息をつかせぬカッコイイ演奏の連続。
(帯中よりの抜粋)
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
[What Is This Thing Called Love?], [Night And Day], [Goodbye],
[Autumn Leaves], [All The Things You Are], [Nardis], [On Green Dolphin
Street}
*RICHIE BEIRACH TRIO / THE SNOW LEOPARD
richie beirach(p), george mraz(b), billy hart(ds),
gregor huebner(vln)
1996/Alfa Jazz/
ポスト・ビル・エバンスの最右翼として人気を誇る白人ピアニスト、リッチー・バイラーク。
ジョージ・ムラツ、ビリー・ハートのス晴らしいサポートを得て、3曲にバイオリニスト、
グレゴール・ヒューブナーが参加したバイラークの最高傑作アルバム、遂に登場。
(帯中よりの抜粋)
[In The Wee Small Hours], [Naima], [Expression]
* DAVID LIEBMAN & RICHARD BEIRACH DUO / DOUBLE EDGE
david liebman(ss,fl,ts), richard beirach(p)
1985Rec/Storyville/
1 Naima
2 Round Midnight
3 India
4 On Green Dolphin Street
5a Lover Man
5b Some Other Time
6 Oleo
デイブ・リーブマンはマイルス・バンド出身のコルトレーン派のテナー・サックス奏者です。
リッチー・バイラークは1970年代に頭角を現したチック・コリア系の多彩なピアニストです。
リーブマンとバイラークの共演作は多く、いわば盟友の関係にあります。
そんな二人のデュオ作品は何枚かあるけれど今作はその中の一枚です。
実力があって気心が知れている二人のスタンダード作品が悪かろうはずがありません。
全6曲はモダン・ジャズの名曲も多いです。
ジョン・コルトレーン(ts)、セロニアス・モンク(p)、ソニー・ロリンズ(ts)の曲が演奏されています。
才人二人の濃密なコレボレーションが聴きどころになりました。
バイラークのピアノは静謐で幻想的な雰囲気を持っていて、ヨーロッパの土壌に合っていたと思う。
リーブマンのサックス奏法は個性的で一度聴いたら忘れられない味があります。
うねったり、かすれたり、多弁になったり、超クールな感覚もあって、クセになる独特の奏法です。
それが何ともたまらないんですよ。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)