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Dragon's Jazz Corner

Richard Claser (p)


*RICHARD GLASER TRIO / MEETS "THE LEGEND" CLARENCE WEBB
clarence webb(ts),
richard claser(p), geoff rakness(b), mark san filippo(ds)
2013///

1 WILLOW WEEP FOR ME(A.Ronell)
2 WEBBING(C.Webb)
3 I COULD WRITE A BOOK(R.Rodgers/L.Hart)
4 WHO I CAN TURN TO ?(L.Bricusse/A.Newley)
5 OUR DELIGHT(T.Dameron)
6 HOW ABOUT YOU ?(B.Lane/R.Freed)
7 THE GOOD LIFE(Sacha distel/J.Reardon)
8 SECOND BALCONY JUMP(B.Eckstine/G.Valentine)


ジャケ買い・・・雰囲気を感じた。
「Legend」という言葉にも弱いけど・・・。
渋みのあるオーソドックスなジャズが聴けると思いました。
リチャード・グラサー(p)、クラレンス・ウエッブ(ts)共に初見です。
両者共にロサンジェルスを中心に活躍しているタウン・ミュージシャンのようです。
ほとんどその地を動かないので全国区ではないけれど隠れた名手はたくさんいます。
西海岸のテナー奏者といえばテディ・ウィルソンやハロルド・ランドを思い出しました。

内容は予想通り渋々でした。
ウェッブの音色は野太くソウル色に溢れていて味わい深いです。
飛び跳ねるスイング感を持つホンキー・トンクな流れも感じました。
トツトツとしたスタイルはデクスター・ゴードンやベン・ウエブスターに通じるところがあります。
選曲もスタンダードやバップの名曲が並んでいて楽しめました。
特にバラード奏法がいいと思う。
じっくりと聴かせる(4)「Who I Can Turn To ?」がベスト・トラック・・・これには痺れました。
(7)「The Good Life」や(3)「I Could Write A Book」も聴きどころです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(くつろぎ系)