[トップページ]



Dragon's Jazz Corner

Randy Weston (p)


*RANDY WESTON / BLUE MOSES
randy weston(p),elp), freddie hubbard(tp), ron carter(b),
billy cobham(ds), airto moreira(per), grover washington jr(ts),
hubertlaws(fl), etc
1972/CTI/

永くアフリカに渡っていたランディ・ウェストンが錚々たるメンバーを
率いて作った70年代の傑作。
(帯中よりの抜粋)

CTIのフュージョン盤の一枚です。
日本初CD化の貴重盤。




*RANDY WESTON QUINTET / LIVE AT THE FIVESPOT
randy weston(p),
coleman hawkins(ts), kenny dorham(tp), wilbur little(b), roy haynes(ds)
clifford jarvis(ds)(6), brook peters(vo)(3)
1959Rec/United Artists/

ジャズ廉価版、999シリーズの1枚です。
ランディ・ウェストン(p)はライブ音源が聴きたいと思いました。
一癖ある個性派ピアニストのライブでのストレートなプレイはどうなのか?
名曲の「ハイ・フライ」も入っているしね。

演奏は相当粗いです。
この頃のミュージシャンに蔓延していたクスリか、アルコールの影響も感じます。
録音もいまひとつですが当時のライブ・ハウスの生の雰囲気がそのまま味わえます。
ヴォーカルが入ったり、ドラマーが入れ替わったりのジャム・セッション的要素もあります。
ウェストンのオリジナルはぶっつけ本番じゃないかな・・・全然こなれていません。

というわけで一番の聴きどころは(5)「STAR CROSSED LOVERS」になりました。
ビリー・ストレイホーンの曲なのでみんなが知っていて馴染んでいます。
ここでのピアノ・プレイがウェストンの真髄かな。
強烈なタッチとソウル&ファンキーなサウンドにライブにおけるウェストンの真の姿を見た。
やっぱりモンクの影響が強く、マル・ウォルドロンと近い感覚もありました。
ここでのコールマン・ホーキンス(ts)やケニー・ドーハム(tp)もいいです。

(中間系)