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Dragon's Jazz Corner

Ralph Macdnald (per)


* RALPH MACDNALD / THE PATH
ralph macdnald(per),
eric gale(g), richard tee(p), chuck rainey(b), rick marotta(ds),
steve gadd(ds), bob james(synth), mike brecker(ts),
randy brecker(tp), barry rogers(tb), david sanborn(as),
toots thielemans(hca), grover washington(ts), david friedman(vib), etc
1978/T.K/


Side A
1 The Path part1
2 The Path part2
3 The Path part3
Side B
1 Smoke Rings And Wine
2 I Cross My Heart
3 I Feels So Good
4 If I'm Still Around Tomorrow


フュージョン・シーンはまたドラムスやパーカッションのリズム改革をもたらしました。
それがスティーヴ・ガッド(ds)であり、今作のラルフ・マクドナルド(per)です。
両者共に大人気だったのであちこちのフュージョン盤に引っ張りだこになりました。
それはそれでどこを切ってもリズムが同じ金太郎飴的になってしまったわけだけど。
マクドナルドの人脈を示すミュージシャンが並んでいます。
リズムセクションにボブ・ジェームス(p)、エリック・ゲイル(g)、リチャード・ティー(p)、スティーヴ・ガッド(ds)、
ホーンセクションにはマイケル・ブレッカー(ts)、デヴィッド・サンボーン(as)、ランディ・ブレッカー(tp)、
その他グローバー・ワシントン(ts)やトゥーツ・シールマンス(hca)などの名前が見えます。

今作はマクドナルドの代表作になると思います。
表題曲の「Path」は3部作で黒人音楽のリズムのルーツを探るという組曲になっています。
当時テレビ・ドラマで黒人奴隷3代を探る「ルーツ」が大ヒットしたのでその影響だと思います。
最初は色んなものを叩いてリズムを出していて次にスティール・ドラムが出てくる。
ようやくピアノやホーン・セクションが現れてくるのはパート3になります。
アフリカやカリブ海の音楽、カリプソやサルサ、サンバといったリズムが次々に出て来ます。
今作は1970年代を象徴するブラック・ミュージックを表現した一枚だと言えます。

(中間系)