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Dragon's Jazz Corner

Quincy Jones (comp,arr)


* QUINCY JONES / STUFF LIKE THAT !!
quincy jones(cond,arr),
herbie hancock(p), michael brecker(ts), hubert laws(fl),
george young(as), tom scott(sax), patti austin(vo),
richard tee(p,org), anthony jackson(b), steve gadd(ds),
ralph macdonald(per), eric gale(g), david t walker(g), etc
1978/A&M/

Side A
1 Stuff Like That
2 I'm Gonna' Miss You In The Morning
3 Love, I Never Had It So Good
Side B
1 Tell Me A Bedtime Story
2 Love Me By Name
3 Superwoman
4 Takin' It To The Streets


フュージョンを語る上でクインシー・ジョーンズは避けて通れません。
クインシーとクリード・テイラーはフュージョン・ブームの仕掛け人そのものだからです。
今作はクインシーの代表作の一枚に挙げられると思います。
メンバーも粒揃いでフュージョン・シーンを飾った人気ミュージシャンが集められました。
その中でも注目はハービー・ハンコック(p)とパティ・オースティン(vo)になるでしょうね。

(くつろぎ系)




* QUINCY JONES / WALKING IN SPACE
quincy jones(arr),
bob james(eip), ray brown(elb), grady tate(ds), eric gale(g),
freddie hubbard(tp), jimmy cleveland(tb), toots thielemans(hca),
hubert laws(fl,ts), jerome richardson(ss), roland kirk(ts,reeds), etc
1969/A&M/

Side A
1 Dead End
2 Walking In Space
Side B
1 KIller Joe
2 Love And Peace
3 I Never Told You
4 Oh Happy Day


私はクロスオーバー&フュージョンも好きでよく聴いていました。
元々ジャズはふところが深くて聴き易いジャズの流れはずっと底辺にありました。
スイング〜ウエスト・コースト〜ラテン〜R&B〜ソウル〜ジャズ・ロックなどがその流れです。
ちょっと前に紹介したリー・モーガン(tp)の「サイドワインダー」やフレディ・ハバード(tp)の「バックラッシュ」、
ラムゼイ・ルイス(p)の「ジ・イン・クラウド」などがジャズ・ロックの代表作になります。
次に来たのは名プロデューサーのクリード・テイラーの手になる一連の作品群になります。
ウェス・モンゴメリー(g)の「夢のカリフォルニア」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、「ロード・ソング」など。
コアなジャズ・ファンからは大衆迎合型、コマーシャリズムだと酷評されましたが好きな人には関係ありません。

さて今作のクインシー・ジョーンズ(arr)の「ウォーキング・イン・スペース」は重要な作品です。
クロスオーバー・ブームの先駆けになりました。
クリード・テイラーのプロデュース、クインシー・ジョーンズのアレンジ、エレクトリック・サウンドは斬新でした。
ボブ・ジェームスのエレクトリック・ピアノ、レイ・ブラウンのエレクトリック・ベースは強力、
グラディ・テイトは超カッコいいリズムを繰り出し、エリック・ゲイルは官能的なギターを聴かせてくれます。
オーケストラのバック、そこにフレディ・ハバード(tp)やヒューバート・ロウズ(fl)などが乗ってくる構図です。
特に表題曲の「Walking In Space」は抜群の出来で見事グラミー賞を獲得しました。

(くつろぎ系)