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Dragon's Jazz Corner

Phil Woods (as)


*PHIL WOODS AND THE LOS ANGELES JAZZ ORCHESTRA
/ GROOVIN' TO MARTY PAICH

phil woods(as,cl), christian jacob(p), etc
2005/JAZZED MEDIA/

フィル・ウッズ(as)をソロイストに迎えてのロス・アンジェルス・ジャズ・オーケストラとの共演ライブ盤です。
題名にもあるとおり、マーティ・ペイチ(p)がアレンジした”ART PEPPER + ELEVEN”を意識した作品です。
「ART PEPPER + ELEVEN」(Contemporary)(1959年作品)と12曲中8曲がだぶっています。
ウッズは今年で74歳、ペッパーはそれより6つほど年上なのでウッズにとっては憧れのプレイヤーだったようです。
ディジー・ガレスピー(tp)やチャーリー・パーカー(as)、ソニー・ロリンズ(ts)、セロニアス・モンク(p)の有名曲、
ジェリー・マリガン(bs)や”BERNIE'S TUNE”のウェスト・コーストでお馴染みの曲などがずらりと並んでいますね。
オーケストラをバックに軽快に吹きまくるウッズのアルト・プレイが楽しめます。
(7)の”ANTHROPOLOGY”では達者なクラリネットも披露してくれていますよ。
なお、音楽監督はメイナード・ファーガソン(tp)が一押しのクリスチャン・ヤコブ(p)です。

(中間系)

[Groovin' High], [I've Never Been In Love Before], [Round Midnight],
[Donna Lee], [Moanin], [Anthropology], [Violets For Your Furs],
[Airegin], [Too Close For Comfort]




*PHIL WOODS QUARTET / VOYAGE
phil woods(as)
bill charlap(p), peter washington(b), willie jones V(ds)
roy hargrove(flh)(3,4)
2001/CHIAROSCURO REC/

フィル・ウッズにビル・チャーラップ、ゲストにロイ・ハーグローブという魅力的な組み合わせです。
フィル・ウッズは相変わらず熱いプレイを聴かせてくれました。
老いても益々健在というところでしょうか。
特に6、7曲目におけるバラードはベテランならではの味わい深いものがあります。
これだけでも買う価値がありますよ。是非、ご一聴あれ。
共演のチャーラップは好演、ハーグローブはやや大人しい感じがしました。

(中間系)

[A Beautiful Friendship], [These Foolish Things], [I'll Be Around], etc




*PHIL WOODS / COOL WOODS
phil woods(as),
junko onishi(p), ron carter(b), bill goodwin(ds)
1999/Somethin'else/

フィル・ウッズに大西順子さんの組み合わせ。
「ジャッキー・マクリーン・ミーツ・大西順子」に続いての企画盤です。
新鮮で瑞々しい大西さんのプレイが聴きどころになりました。

「Lullaby Of The Leaves」、「All The Things You Are」、「Round Midnight」、
「You Don't Know What Love Is」、「Embraceable You」、etc




*PHIL WOODS SEXTET / ALTO LEGACY
phil woods(as), vincent herring(as), antonio hart(as),
anthony wonsey(p), reuben rogers(b), carl allen(ds)
1995/KEY'STONE/

フィル・ウッズ、ヴィンセント・ハーリング、アントニオ・ハート、
3人のアルト・サックス奏者が共演する日本企画盤です。
白熱したアルト・バトルが聴けます。

「Blue Minor」、「Summer Knows」、「Stars Fell On Alabama」、
「Autumn In Newyork」、「All The Things You Are」、「Song For Sass」、
「God Bless The Child」, etc
,




*PHIL WOODS QUARTET / MUSIQUE DU BOIS
phil woods(as)
jaki byard(p), richard davis(b), alan dawson(ds)
1988/Muse/

ここもまた魅力的な組み合わせです。
フィル・ウッズにジャッキー・バイアード、リチャード・デイビス、アラン・ドウソンなんてね。
湧き出ずるフレーズの数々、切れ味鋭いアルト・サックスの音色はさすがだと思います。
ウッズのプレイには凄みを感じます。
リチャード・デイビスの存在感も聴きどころ。

「Willow Weep For Me」、「Nefertiti」、「The Summer Knows」、「Airegin」




*PHIL WOODS & HIS EUROPEAN RHYTHM MACHINE
/ AT THE FRANKFURT JAZZ FESTIVAL

phil woods(as),
gordon beck(p), henri texier(b), daniel humair(ds)
1970/Atrantic/

フィル・ウッズの代表作の一枚です。
フリー・キーを交えた圧倒的な演奏が聴けます。
ゴードン・ベック(p)、ダニエル・ユメール(ds)も聴きどころ。

「Freedom Jazz Dance」