[トップページ]



Dragon's Jazz Corner

Phil Atewart (ds)


* PHIL STEWART TRIO & QUARTET & QUINTET / MELODIOUS DRUM
phil stewart(ds), sacha perry(p), paul sikivie(b),
grant stewart(ts,as)(2,4,6,7), chris byars(ts)(2,5,7,9),
joe magnarelli(tp)(1,2,7)
2017/Cellar Live/

1 Manteca (D.Gillespie)
2 Dance Of The Infidels (E.Powell)
3 Far Sure (S.Perry)
4 The Sumo (J.Benko)
5 Erratic (S.Perry)
6 This Is All I Ask (J.Jenkins)
7 Spache (G.Coleman)
8 Eronel (T.Monk)
9 The Doctor Is In (C.Byars)
10 Livin With Hobson (S.Perry)


今作はハード・バップ・ドラマー、フィル・スチュワートの初リーダー・アルバムです。
フィル・スチュワートはテナー奏者のグラント・スチュワートの弟です。
近年は名前を見る機会が多くなりました。

全10曲はメンバーのオリジナル4曲とその他6曲の構成です。
特に3曲を提供しているサシャ・ペリー(p)は共演歴も長く黒幕的な存在だと思います。
つまりサシャ・ペリー・トリオに管楽器が乗った形になっています。
兄のグラント・スチュワート(ta,as)が4曲、クリス・バイヤーズ(ts)が4曲、ジョー・マグナレリ(tp)が3曲です。
注目はやはりサシャのピアノになりました。
触れ込みではバド・パウエル〜バリー・ハリスということですが私はセロニアス・モンクの影を強く感じました。
フィルのドラムスはいまひとつかな・・・益々の精進を期待しています。
ベストはモンク的アプローチを見せる(4)「The Sumo」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)