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Dragon's Jazz Corner

Orrin Evans (p)


* KEVIN EUBANKS & ORRIN EVANS / EXPERIENCE
kevin eubanks(g), orrin evans(p)
2022/Imani/


1 Novice Bounce (K.Eubanks)
2 Dreams Of Loving You (T.Browne)
3 I Don't Know (Eubanks/Evans)
4 And They Ran Out of Bisquits ! (Eubanks/Evans)

5 Dawn Marie (O.Evans)
6 Variations On the Battle (O.Evans)
7 Variations On the Battle (K.eubanks)


オーリン・エヴァンス(p)の流れでケヴィン・ユーバンクス(g)とのデュオ盤を見つけました。
ギターとピアノだけの組み合わせって珍しいんじゃないかな。
内容はほぼ即興演奏に終始している感じがしました。
ハッキリとしたテーマやメロディがないようで思い付くままに二人の会話が続いていきます。
正直、どう聴けばいいのか?と思いましたよ。

(まじめ系)




* ORRIN EVANS QUARTET / THE MAGIC OF NOW
orrin evans(p), vicente archer(b), bill stewart(ds),
immanuel wilkins(as)
2021/Smoke Sessions records/

1 Mynah / The Eleventh Hour (B.Stewart/M.Miller)
2 Libra (O.Evans)
3 The Poor Fisherman (I.Wilkins)
4 MAT-Matt (O.Evans)
5 Levels (I.Wilkins)
6 Momma Loves (I.Wilkins)
7 Dave (O.Evans)


オーリン・エヴァンス(p)の今作は良かったです。
私はちょっとショックを受けました。
オーリン・エヴァンスってこんなに良かったのかと・・・。
今まで気付かないってどうしょうもありませんよ。
最初に聴いたのはドラマーのラルフ・ピーターソンのグループだったと思います。
リーダー・アルバムも1枚だけ持っていたけど全然印象に残っていなかった。
多分その時は違うところに耳が向いていたんだろうね。
セシル・テイラー、アンドリュー・ヒル、ハービー・ハンコックやもちろんセロニアス・モンクの影響も感じる。
私はこういったピアニストも大好きなので彼らが合わさったようなオーリンがツボにハマりました。
久し振りに気合が入った感じがして、また新たに聴きたい人が出て来たのは嬉しいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS AND THE CAPTAIN BLACK BIG BAND / THE INTANGIBLE BETWEEN
orrin evans(p),
todd bashore(as,fl), caleb wheeler curtis(as), immanuel wilkins(as,ss),
josh lawrence(tp), thomas marriott(tp), david gibson(tb),
reggie watkins(tb), madisonrast(b), anwar marshall(ds),
troy robert(ts), sean jones(tp), luques curtis(b), jason nrown(ds),
atasy dillard(ts), staffrd hunter(tb), mark whitfield jr(ds), etc
2020/Smoke Sessions/

1 Proclaim Liberty (J.Lawrence)
2 This Little Light Of Mine (H.Dixon Loes)
3 A Time For Love (J.Mandel)
4 That Too (O.Evans)
5 Off Minor (T.Monk)
6 Into Dawn (R.Hargrove)
7 Tough Love (A.Hill)
8 I'm So Glad I Got To Know You (O.Evans)


オーリン・エバンス&キャプテン・ブラック・ビック・バンドの作品です。
ほとんどビック・バンドは聴かないけれどオーリン・エヴァンス(p)は現在ツボにハマっています。
それで買ったみたけど素晴らしかったです。

全8曲はオーリン2曲、メンバーのジョセ・ローレンス(tp)が1曲とその他5曲の構成です。
ハリー・ロウズのゴスペル曲(2)やジョニー・マンデルのバラードの名曲(3)が含まれています。
ジャズ・マンではセロニアス・モンク(p)、ロイ・ハーグローブ(tp)、アンドリュー・ヒル(p)が選ばれました。
やっぱり、オーリンには才能がありますよ。
実に斬新で刺激的なビック・バンド・ジャズを聴かせてくれました。
フリー系の展開と共にビック・バンドとコンボとの切り替えが実に上手だと思います。
言葉を通じたメッセージ性も持っています。
今作は現代ビック・バンド・ジャズの名盤です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)





* ORRIN EVANS CAPTAIN BLACK BIG BAND / PRESENCE
trumpets :
john raymond, jose lawrence, bryan davis
saxphones :
caleb curtis, todd bashore, troy roberts
trombones :
david gibson, stafford hunter, brent white
piano :
orrin evans
bass :
madison rast
drums :
anwar marshall, jason brown
2018/Smoke Sessions/


1 The Scythe
2 Question
3 Onward
4 When It Comes
5 Flip The Script
6 Trams
7 Answer
8 Presence
9 When It Comes


オーリン・エヴァンス(p)の追っかけは今でものんびりと続いています。
オーリンのビック・バンドはすでに若手の登竜門になっているようですね。
メンバーの曲を演奏したり曲のアレンジをさせたりしています。
第一線で活躍するビック・バンドが少ないだけに彼らは貴重な経験をしていると思います。

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他5曲の構成です。
全体的にちょっと粗いかと感じるけれど若手に自由に演奏させているのかも知れない。
ウィントン・マルサリス(tp)以来若手を強力に引っ張っていくリーダーは見当たらなかった。
オーリン・エヴァンスにはその可能性があると思っています。

(中間系)




* ORRIN EVANS CAPTAIN BLACK BIG BAND / MOTHER'S TOUCH
trumpets :
tanya darby, duane eubanks, tatum greenblatt,
brian kilpatrick, fabio morgera
saxphones :
mark allen, todd bashore, doug dehays, stacy dillard,
tim green, victor north, marcus strickland
trombones :
david gibson, conrad herwing, andy hunter,
stafford hunter, brent white
piano :
orrin evans, zaccai curtis (3,8)
bass :
luques curtis
drums :
anwar marshall, ralph peterson(2)
2014/Posi-Tone/


1 The Scythe
2 Question
3 Onward
4 When It Comes
5 Flip The Scoript
6 Trams
7 Answer
8 Presence
9 When It Comes


オーリン・エヴァンス(p)の追っかけは今でものんびりと続いています。
思ったよりすっと多作家でしたね。
今作がビック・バンド作品の最初なのかな?
徐々に編成を増やしていって最後はビックバンドでなければ収まらなくなった。
オーリンにはそれだけの表現力があるということで素晴しい才能だと思います。
よく言われることですがこれだけのメンバーをまとめていくのは大変です。
今作でも刺激的なビック・バンド・ジャズが聴けました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS TRIO / ...IT WAS BEAUTY
orrin evans(p), eric revis(b), donald edwards(ds),
ben wolfe(b)(added on 2&4), luques curtis(b)(5), alex claffy(b)(10)
2013/Criss Cross/


1 Black Elk Speaks
2 African Song
3 Blues Connotation
4 Commitment
5 Dorm Life
6 Rockin' Chair
7 Ellipsis
8 Hats Off To Rebay
9 Ribisconsia
10 My Tribute


オーリン・エヴァンス(p)の追っかけは今でものんびりと続いています。
思ったよりすっと多作家でしたね。
それだけ人気がある証拠ということだけど一度聴けばすぐに分かると思いますよ。
実に刺激的な音作りで私は即座に虜になりました。
オーネット(as)の有名曲(3)「Blues Connotation」なんかはピッタリの感じがします。
オーリンが得意とする有名曲の超スロー・テンポはカーマイケル(p)の「Rockin’Chair」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS TRIO / FLIP THE SCRIPT
orrin evans(p), ben wolfe(b), donald edwards(ds),
2012/Posi-Tone/


1 Question
2 Clean House
3 Flip The Script
4 When
5 Big Small
6 A Brand New Day
7 TC's Blues
8 Someday My Prince Will Come
9 The Answer
10 The Sound Of Philadelphia


前作ではオーリン・エヴァンス(p)が現代のセロニアス・モンクでありセシル・テイラーであると書きました。
今作ではまた現代のアンドリュー・ヒルでありハービー・ハンコックであると書きたいです。
本当にこのオーリン・エヴァンスは才能豊かで色んな表情を見せてくれるので面白いです。
特にトリオにおける斬新で刺激的な展開はずば抜けていると思います。
心を鷲づかみにされてしまうほどの魅力がある。
特別奇抜という訳でもなく伝統的なピアノ・トリオのスタイルを伝承しているだけなのにね。
全10曲は自身のオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
ベン・ウォルフ(b)とドナルド・エドワーズ(ds)のトリオはここでもその能力を存分に発揮しています。
オーリンが得意とする有名曲の超スロー・テンポは「Someday My Prince Will Come」です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS TRIO / FAITH IN ACTION
orrin evans(p), luqes curtis(b), nasheet waits(ds),
rocky bryant(ds)(3), gene jackson(ds)(5,9)
2010/Posi-Tone/


1 Don't Call Me Wally
2 Faith In Action (B.Watson)
3 Wheel Within A Whee (B.Watson)
4 Appointment In Milano (B.Watson)
5 Matthews Song
6 Beattitudes (B.Watson)
7 MAT-Matt
8 Love Remains (B.Watson)
9 Two Steppin With Dawn
10 Why Not


オーリン・エヴァンス・トリオによるボビー・ワトソン(as)作品集という感じかな。
ワトソンとは共演歴も長くいわば師匠格に当たるのかも知れませんね。
今作ではオーリンが現代のセロニアス・モンクでありセシル・テイラーであることがよく分かります。
ここでも実に刺激的なピアノを聴かせてくれました。
比較的地味なレーベルなので隠れた名盤になる可能性があります。
2曲に参加しているドラマーのジーン・ジャクソンは近年日本で活躍中です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS QUARTET / EASY NOW
orrin evans(p),
ralph bowen(as,ss), mike boone(b), eric revis(b)(5,7),
byron landham(ds), rodney green(ds)(1,2,3,5),
j.d.allen(ts)(9),
2005/Criss Cross/

1 Captain Black
2 BM
3 For De
4 Don't Fall Off The L.E.J
5 Easy Now
6 Bonus Round
7 Dance On The Moon
8 Dorm Life
9 Song For My Father
10 Don't Fall Off The L.E.J


オーリン・エヴァンス(p)の追っかけはまだ続いています。
ここでの目玉はホレス・シルバー(p)の名曲「Song For My Father」です。
超スロー・テンポにJ.D.Allenのサックスが乗ってきます。
これが抜群の味わいでこの1曲の為に買っても良いかなと思います。
オーリンはこの超が付くスローテンポでよく名曲を演奏しますがこれが素晴らしい感覚です。
今回はピアノとテナー・サックスのデュオです。
メロディの良さの再確認というか、新しい発見をさせてくれています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS TRIO / BLESSED ONES
orrin evans(p), eric revis(b), nasheet waits(ds),
edgar bateman(ds)(4&6)
2001/Criss Cross/

1 Autumn Leaves
2 Two Faces Of Nasheet
3 Anysha 1
4 Some Other Blues
5 Blessed One The Eternal Truth
6 The Inchworm
7 Bright Size Life
8 I Will Wait For You
9 Anysha 2


相変わらずオーリン・エヴァンス(p)を追いかけています。
まぁ、色んな表情を見せてくれているので、メチャ、面白いピアニストだと思います。
そこで改めてオーリンのことを調べてみました。
1975年3月28日生まれ、ニュージャージー州トレイトン出身、フィラデルフィアで育ちました。
ケニー・バロン(p)に師事しボビー・ワトソン(as)、ラルフ・ピーターソン(ds)などと共演しています。
初リーダー作は前々回に紹介した「Deja Vu」(1995Rec)で20歳の時でした。
2017年にはイーサン・アイバーソン(p)の代わりに「The Bad Plus」のピアニストに選ばれています。
「バッド・プラス」は前衛色の濃い個性的なピアノ・トリオでオーリンにはピッタリじゃないかと思います。
オーリンは現在46歳ということになります。

さて今作は7枚目のリーダー・アルバムで全9曲にオリジナルはありません。
今まで聴いた中では最もフリーなスタイルを持っています。
圧巻なのは(1)「Autumn Leaves」で原曲のイメージは最後にちょっと出てくるだけです。
一般的ではないので聴き手を選ぶ作品だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*ORRIN EVANS SEXTET / LISTEN TO THE BAND
duane eubanks(tp), ralph bowen(ts,as), sam newsome(ss)
orrin evans(p), reid anderson(b), nasheet waits(ds)
1999/CRISS CROSS/

オーリン・エヴァンス(p)が探し求めていたものを持っていた、
リードとナシートのコンビをメンバーに迎え、高めたスピリッツを
さらに高める3人のホーン・セクション。
お互いに言葉をほとんど交わすことなく、音だけで触れ合うことの出来る、
稀有なバンドの渾身の8曲を感じて下さい。
(帯中よりの抜粋)

オーリン・エヴァンスは独自のサウンドを追い求めていました。
実にクールで抑圧された感性の持ち主で聴き込み方のピアニストです。




* ORRIN EVANS TRIO & QUARTET / GROWN FOLK BIZNESS
orrin evans(p), rodney whitaker(b), ralph peterson(ds)
ralph bowen(as,ts)(7,9), sam newsome(ss)(8.,9)
1998/Criss Cross/

1 Rocking Chair
2 Firm Roots
3 That Old Feeling
4 The Elm
5 Bernie's Tune
6 Volition
7 Rhythm-A-Ning
8 Toy Tune
9 Route 80 East


去年オーリン・エヴァンス(p)を再評価した時に最初トリオ盤を聴いてみたいと思いました。
何というのかな、オーリンのピアノそのものに一番魅力を感じたからです。
音、テンポ、感覚、彼が持つそれらの独特の感性が私のツボにはまりました。

全9曲は自身のオリジナルはありません。
スタンダードを除くとシダー・ウォルトン(p)(2)、リッチー・バイラーク(p)(4)、モンク(p)(7)が選曲されています。
モンクはともかくウォルトンやバイラークの影響もあるかと思いました。
あとウェイン・ショーター(ts)(8)とここでも共演している師匠格のラルフ・ピーターソン(ds)(6)です。
1曲目のホギー・カーマイケルの名曲「Rocking Chair」はソロ・ピアノで始まります。
ここいら辺もちょっと面白い感覚で普通はソロは間に入れるか最後ですね。
なお4曲目がベースとのデュオです。
(1)、(4)を除く2曲目から6曲目までがトリオで(7)〜(9)がカルテット、クインテット編成です。
内容はやっぱり素晴らしくて今まで何故こんな人を見逃していたのか?
知らないならそれでいいけど、知ってたんです。
ダメだよね、まだまだ精進が足りないと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS ORTET / CAPTAIN BLACK
orrin evans(p), avishai cohen(b), ralph peterson(ds),
ralph bowen(ts,as,ss), tim warfield(ts)(1,3,7), antonio hart(as)(1,4,6,7),
sam newsome(ss)(8), rodney whitaker(b)(8)
1997/Criss Cross/

1 Explain It To Me
2 Captain Black
3 Big Jimmy
4 Come
5 Calvary
6 My Romance
7 Don't Fall Off The L.E.J
8 Four


オーリン・エヴァンス(p)の3枚目のリーダー作になります。
オーリン・エヴァンス(p)、アヴィシャイ・コーエン(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)のリズム・セクションが強力です。
後に多くのアルバムに使われるようになる「Captain Black」が出て来たのは今作が最初になります。
オーリン作品の構成の一般的なパターンは自身のオリジナルとスタンダード3曲ぐらいになります。
オリジナルだけだとやはりちょっとつらいので知っている曲が入るとホッとします。
ここでは(6)「My Romance」なんだけどここでのアプローチもまた新鮮です。
久し振りに聴くアントニオ・ハート(as)も懐かしかったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS QUINTET / JUSTIN TIME
john swana(tp), tim warfield(ts),
orrin evans(p), rodney whitaker(b), byron landham(ds)
1997/Criss Cross/

1 Dorm Life
2 Yummy
3 It Had To Be You
4 My Shining Hour
5 Mom
6 Autumn Leaves
7 If I Were A Bell
8 Tune Up
9 Justin Time


最近オーリン・エヴァンス(p)の新譜(最近の愛聴盤で紹介済)を聴いて衝撃を受けました。
それでさかのぼって聴いてみようということで最初に選んだのが今作です。
期待通りの刺激的できらめきのある実に引き締まった演奏を聴かせてくれました。
カッコイイね〜、この素晴らしさを何で今まで気付かなかったのか?
ずいぶんといい加減な聴き方をしていたものだと今さらながら反省しています。

全9曲は自身のオリジナル4曲とその他5曲の構成です。
オリジナルを聴くとセロニアス・モンクの影響が大きいことがすぐに分かります。
タッチの強さはセシル・テイラーを切れ味はハービー・ハンコックを彷彿とさせます。
まぁね、センスが良くて文句なしに素晴らしいと思いました。
(3)「It Had To Be You」のテンポなんてまさに鳥肌ものですよ。
ちなみに表題曲の「Justin Time」はオーリンのオリジナルです。
ジュール・スタインの名曲「Just In Time」と間違えてしまいました。
引っかける、それが狙いか?
オーリン・エヴァンスにはユーモアのセンスもあるかもです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* ORRIN EVANS TRIO / DEJA VU
orrin evans(p), matthew parrish(b), byron landham(ds)
2001(1995Rec)/Imani Records/

1 I Want To Be Happy
2 Explain It To Me
3 5-4-94
4 When Jen Came In
5 Rhythm-A-Ning
6 Dorm Life
7 Mont'oe
8 I Love You
9 Big Jimmy


オーリン・エヴァンス(p)の純正ピアノ・トリオだけのアルバムを聴くのは初めてです。
レーベルも違うのでまた違う表情を見せてくれるのでは?と思いました。
彼の持つ音楽性が面白く、音やサウンドにぞっこん惚れこんでハマっています。
彼のピアノにはアヴァンギャルドからカクテルまで伝統的なピアニストの全てが含まれている。
近年では最もガツンと心に響いたピアニストになりました。
後から知ったことですが今作がオーリンの初リーダー作(1995Rec)で2001年に再発したものです。
彼が20歳の時です。

全9曲、5曲が自身のオリジナルでその他4曲の構成です。
セロニアス・モンクの(5)は前回↓も入っていたので愛奏曲になりますね。
普通同じ曲は避けたいはずなのにオーリンは全く気にしません。
やっぱりオーリンのピアノはいつでも刺激的で意表を突いてきます。
(6)「Dorm Life」における超スピード感溢れるピアノも素晴らしかったです。
彼は独特なリズム感を持っていて、緩急のテンポがまた絶妙なんですよ

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)