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Dragon's Jazz Corner

Orio De Paula (g)


*ORIO DE PAULA-BOSSO-MORICONI-MANZI
/ FOUR FOR JAZZ

orio de paula(elg), fabrizio bosso(tp,fhn)
massimo moriconi(b), massimo manzi(ds)
2004/PHILOLOGY/

今週は意識的にファブリッツオ・ボッソ(tp)の4連発です。
彼は今、ヨーロッパで最も多忙なジャズ・ミュージシャンではないでしょうか。
一時期のエリック・アレキサンダー(ts)とよく似ていますね。
今作はギター・トリオと共に良く知られたスタンダードを演奏するという企画です。
ボッソだけに焦点を当てた作品ではありませんがどうしても耳はボッソの方に向かってしまいます。
録音時間が約45分と短く、少々、やっつけ仕事の感がないでもありません。
しかし、ボッソのスタンダード・ナンバーが聴けるという点では興味あるアルバムと言えます。
バリバリのハード・バップではフレディ・ハバード、リリカルな味ではチェット・ベイカー、
ふくよかでまろやかな感じはアート・ファーマーかケニー・ドーハムか・・・要は何でも出来てしまいます。
幅広い音楽性を持った逸材でさすがに懐が深いトランペッターだと思いました。

(中間系)