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Dragon's Jazz Corner

Nnenna Freelon (vo)


*NNENNA FREELON / HOMEFREE
nnenna freelon(vo),
brandon mccune(p,fender rhodes), john brown(bc), kinah ayah(ds,g),
beverly botsford(per), ira wiggins(ts), scott sawyer(g),
pierce freelon(rap), ray codrington(fhn), timothy holley(cello),
wayne batchelor(b,elb)
2010/Concord/

1 The Lamp Is Low
2 I Feel Pretty
3 The Very Thought Of You
4 Theme From Valley Of The Dolls
5 Smile
6 You AndNight AndThe Music
7 Cell Phone Blues
8 Get Out Of Town
9 Skylarks
10 Lift Every Voice And Sing
11 America The Beautiful


ニーナ・フリーロン(vo)は 「NNENNA FREELON / LIVE」(2003/Concord)でガツンときました。
以来、しばらくの間さかのぼって追いかけて聴いていた時期があります。
聴いてもらえば一目瞭然ですがクセのある独特の歌い方は個性的です。
独自の表現方法を持っていて、多分、一度聴いたら忘れられないと思います。
かなり濃い目なので万人向けではないけれど私はこの雰囲気にドップリと浸かってしまいました。
結構聴く機会が多くて、最近の女性ボーカルではダイアナ・クラールと双璧になっています。
今作はニーナの特徴が良く出たスタンダード作品集です。
一味違ったスタンダード料理が楽しめるけど間違いなく好みは出ます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*NNENNA FREELON / BLUEPRINT OF A LADY/ SKETCHS OF BILLIE HOLIDAY
nenna Freelon(vo),
Brandon McCune(p),org), Wayne Batchelor(b), Kinah Boto(ds),
Beverly Botsford(per), Andre Bush(g), Julian Lage(g), Mary Fettig(fl,as,bs),
Christian Scott(tp), Doug Lawrence(ts), Jessica Ivry(Cello)
2005/CONCORD/

ビリー・ホリディ(vo)の愛唱曲を集めた作品集です。
全然似ていないところがいいです。
何を歌ってもニーナ・フリーロンの世界は変わりません。
スタンダード中心なので比較的聴きやすいと思います。

(中間系)




*NNENNA FREELON / LIVE
nnenna freelon(vo),
takana miyamoto(p), wayne batchelor(b), woody williams(ds),
beverly botsford(per), scott sawyer(g), brandon mccune(org)
2003/CONCORD/

ボーカルを集中的に聴き始めてから一番数多く聴いているのはニーナ・フリーロンのこのアルバムです。
もう何年も前にジャズ仲間から紹介されて入手したんですがそのままほっぽらかしにしていました。
久し振りに聴いてガーンときて1ヶ月以上毎日聴いていましたよ。
買った時には何ともなくて、あとで聴いたら物凄く良かった。・・・こういう経験はけっこう多いと思います。
これもそんな一枚ですが特に印象深いものになりました。
音楽監督はアメリカで活躍中の宮本貴奈(p)さんで、それに気が付いたのも聴き直しをしてからです。
宮本さんは去年帰国公演をしたんですが私はそれを見に行きました。
ビル・エバンスを偲ぶ、井上陽介(b)、マーティン・モレル(ds)とのトリオ・・・ライブ・レポートを参照して下さい。

これは私の感性に合ったアルバムなのでどの曲も素晴らしいと思います。
特に(5)「MEANING OF THE BLUES」は何度も繰り返し聴きました。
スティービー・ワンダーの(9)「THE TEARS OF A CLOWN」も(6)「BODY & SOUL」のアレンジも面白い。
要するにみんな良かったです。全部がいいなんていうアルバムはそうそうはありません。

ここで老婆心ながらのご忠告を一つ・・・経験者は語る、自戒の意が大きい。
気に入った作品があるとそのプレイヤーの別の作品を聴きたくなるのはジャズ・ファンの習性です。
ところが入手しても「聴くのはキッカケになったそのアルバムだけだった」というのも少なくありません。
つまりそれが琴線に触れたわけでそれ以上のアルバムには中々出会えないものなんです。
よほどこだわりがあるならともかくこの「落とし穴」には落ちないようにしたいものです。
で、ニーナ・フリーロンもこの一枚しか持っていません。・・・いつまで我慢できるか・・・。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*NNENNA FREELON / TALES OF WONDER
nnenna freelon(vo),
2002/CONCORD/

さかのぼって聴くニーナ・フリーロン(vo)の1枚です。
ニーナには独特の歌い回し、独特の歌声、独特のけだるさがあります。
私はそれにどっぷりとハマりました。

(中間系)



*NNENNA FREELON / MAIDEN VOYAGE
Nnenna Freelon(vo)),
Michael Abene(p), Peter Washington(b), Clarence Penn(ds),
Sammy Figueroa(per), Dick Oatts(ss), Jesse Levy(Cello),
guest: Bob Mintzer(bcl,ss), Dave Valentin(fl), Joe Beck(g),
Avishai Cohen(b), Herbie Hancock(p), Danny Gottlieb(ds)
1998/CONCORD/

さかのぼって聴くニーナ・フリーロンの1枚です。
ニーナ・フリーロン(vo)には独特の味があります。
実にユニークな歌唱法の持ち主です。
ジャズ・メンにとっても興味のあるヴォーカリストだと思います。

全12曲はオリジナルが4曲、目玉はハービー・ハンコックの「Maiden Voyage」です。
ジャズ・テイストが強いアルバムです。
ゲストにはそのハンコックをはじめボブ・ミンツァー(bcl,ss)、デイブ・バレンティン(fl)、
ジョー・ベック(g)、アヴィシャイ・コーエン(b)、といった豪華メンバーが揃っています。
各ゲストとの絡みが聴きどころになります。

(中間系)




*NNENNA FREELON / NNENNA FREELON
Nnenna Freelon(vo),
Pat Rebillot(p), Bob Freedman(p), Ron Carter(b),
David Finck(b), Buster Williams(b), Grady Tate(ds),
Marvin Stamm(tp), David Tofani(fl,as,ts), Dennis Anderson(ts),
Gene Bertoncini(g), etc
1992Rec/Columbia

さかのぼって聴くニーナ・フリーロンの一枚です。
これがニーナのデビュー・アルバム。
すでに十分な個性を発揮しています。