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dragon's Jazz Corner

Nikolaj Hess (p)


* MARC MOMMAAS & NIKOLAJ HESS DUO / BALLADS AND STANDARDS
marc mommaas(ts), nikolaj hess(p),
thomas morgan(b)(2,3,6), vic juris(g)(5)
2015/Sunny Side/

1 The Peacocks (J.Rowles)
2 Ask Me Now (T.Monk)
3 The Shadow Of Your Smile (J.Mandel)
4 In A Sentimental Mood (D.Ellongton)
5 Somewhere Over The Rainbow (H.Arlen)
6 Never Let Me Go (J.Livingston)
7 Body And Soul (J.Green)


先週の「マイケル・カナン(p)とデヴィッド・シルズ(ts)のデュオ」に続いてもう1枚買ってみました。
こちらはオランダ出身のマーク・モマース(ts)とデンマーク出身のニコライ・ヘス(p)のデュオです。
先週の題名が「The Sweetest Melody」なら、こちらは「Ballads And Standards」です。
2枚は似たような企画ですが中身は全然違っていました。
一方はストレートでハート・ウォームな作品、もう一方は超クールで静謐な作品です。

全7曲は良く知られたスタンダードをバラードで演奏しています。
3曲にベーシストのトーマス・モーガンと1曲にギタリストのヴィック・ヨリスが加わっています。
1曲目の「The Peacocks」はピアニストのジミー・ロウルズの作品でジャズ・メンが好んで演奏している名曲です。
モマースとヘスのデュオは緊張感に溢れていてギュッと胸を締め付けられる思いがしました。
どれも素晴らしい演奏が詰まっていてテナー&ピアノのデュオ名盤の1枚になります。
特にジェイ・リビングストンの(6)「Never Let Me Go」はこの曲のベスト・プレイが聴けました。
今作は良かったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)