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Dragon's Jazz Corner

Nikolaj Bentzon (p)


*NIKOLAJ BENTZON TRIO / TRISKELOS
nikolaj benton(p), thomas ovesen(b), jonas johansen(ds)
lisbeth diers(per)(on 10)
2013(1991Rec)/Music Mecca/

CDショップの売れ筋No.1にランクされていたので買ってみました。
イラスト・ジャケットに惹かれたのも事実ですが・・・ニコライ・ベンツォン・トリオの1991年作品。
私には初見でしたがピアノ・トリオ・ファンの間では90年代から話題になっていたようです。
聴いてみるとさすがに評判になるだけのことはあると思いました。
実に気持の良いピアノが聴けました・・・まったく世の中は広いですね。

(12)「YEAH !」はただひと言叫んでいるだけなので実質11曲、オリジナル7曲とその他4曲の構成です。
スタンダードより(3)〜(8)のオリジナルの方が伸び伸びとしていて断然いい感じです。
若さにまかせて自由自在に突っ走ってる姿が伝わってきました。
(4)「HANDCUFFED」の疾走感、(8)「FUNCUS」における強靭なタッチが聴きどころになるかな。
(9)「I GOT IT BAD」、(10)「MASSAGE IN MORSE」のバラード系も聴かせます。
(3)「THE OPTIMIST」ではフェンダー・ローズを使用してひと味違う方向性も見せてくれました。
曲想も豊かで飽きのこない構成は全体的なレベルが高い一枚です。

日本のピアノ・トリオ・ファンの見る目は確かだと思う・・・さすがだと感心しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)