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Dragon's Jazz Corner

Moncef Genoud (p)


*MONCEF GENOUD TRIO / TIME IN CAROUGE
moncef genoud(p), larry grenadier(b), bill stewart(ds)
2004/P.J.L/

1 Prelude
2 Waiting For Birth
3 Time In Carouge
4 Reflections
5 Foncef
6 Simple Waltz
7 Giant Steps
8 Lovely Vidj
9 Oppossum


スイスにはティエリー・ラング(p)がいますがこのモンセフ・ジュヌも注目のピアニストです。
私が初めて聴いたのは99年の「THE MEETING」でこれはボブ・バーグ(ts)との共演盤。
ボブ・バーグは惜しくも交通事故で亡くなりましたがこの時のピアノに私は一発で痺れてしまいました。
ジャズは独学で身に付けたようですね。それでちょっと異質な感性を持っているのかもしれません。
師匠は主にヨーロッパで活躍中のハロルド・ダンコ(p)とありました。
ややスムースさには欠けますが音楽学校出身者とは一線を画す音使いもユニークで面白いです。
切れのあるタッチ、独特の間合い、個性的なスタイルを持つ期待のピアニストと言ってもいいでしょうね。
バックも今が旬のラリー・グレナディア(b)とビル・スチュワート(ds)なら万全の組み合わせです。
全9曲中オリジナルが6曲、セロニアス・モンク(p)とジョン・コルトレーン(ts)が1曲づつ取り上げられています。
しかし、名前の読み方というのは本当にむずかしいものですね、
私はモンセフ・ジェノウドと発音していました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*MONCEF GENOUD TRIO / THE MEETING BOB BERG
moncef genoud(p), christophe chambet(b), thierry hochstatter(ds,per)
bob berg(sax)(1,6,8,9)
1999/DINEMEC JAZZ/

1 Waiting For Birth
2 It's Alright With Me
3 I Mean You
4 It's You
5 Favourite Godfather
6 Three Faces
7 You Don't Know What Love Is
8 Foncef
9 Easy Living


先頃、交通事故で急逝したボブ・バーグ(ts)を偲びながら聴いています。
モンセフ・ジェノウド・トリオにボブが客演した1999年録音のスイス盤です。
全9曲中、メンバーのオリジナルが5曲、残りがジャズのスタンダードの構成です。
私は初めて聴きましたがモンセフ・ジェノウド(p)が素晴らしいです。
その切れのあるタッチと流麗な演奏で一発でノック・アウトされました。
もちろん、ボブ・バーグも好演していますのでお薦めの1枚ですよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)