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Dragon's Jazz Corner

Michael Rodriguez (tp)


*MICHAEL RODRIGUEZ QUINTET / REVERENCE
michael rodriguez(tp,flh), chris cheek(ts),
gerald clayton(p), kiyoshi kitagawa(b), rodney green(ds)
2013/Criss Cross/

マイケル・ロドリゲスはマイアミ出身の33歳になるトランペッターです。
20代前半からキャリアを重ねてきて満を持しての初リーダー・アルバムを出しました。
全7曲は自身のオリジナル5曲とその他2曲の構成です。
1曲平均8〜9分でたっぷりとそのサウンドを聴くことが出来ました。
CDショップで手に取ってすぐに買おうと思ったのはここにクリス・チーク(ts)が参加していたことにあります。
注目のジェラルド・クレイトン(p)と北川潔さん(b)、ロドニー・グリーン(ds)がバックです。

解説を見るとロドリゲスはアフロ・キューバン&アフロ・ラテン・ジャズ・シーンでの活躍が目立ちます。
最も影響を受けたトランペッターとしてディジー・ガレスピー、フレディ・ハバード、
キューバのアルトゥーロ・サンドヴァルの名前が上がっていました。

内容は今風のコンテンポラリー・ハード・バップ・サウンドです。
全体的にやや重たい感じがするけれど、完成度は高いアルバムだと思いました。
それぞれに聴きどころがありました。
私的には、より軽快なトーンを聴かせる(5)「LIKE JOE」がベスト・トラックかな。
ここでのクリス・チークもいい・・・全員がノリノリで開放的かつ突き抜けた演奏を聴かせてくれました。
じっくりと歌い上げた(6)「PORTRAIT OF JENNIE」におけるバラード・プレイにも注目です。
モンク風の独特の雰囲気を持つ(7)「YOU DID」は北川潔さんの存在感が光ります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)