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Dragon's Jazz Corner

Meilana Gillard (ts,bcl fl)


*MEILANA GILLARD QUINTET / DAY ONE
meilana gillard(ts,bcl,fl), nir felder(g),
sam barsh(f.rhodes), marcos varela(b), tyshawn sorey(ds)
2008/INNER CIRCLE MUSIC/

メイレナ・ギラード(ts)は初見、先週に引き続いてグレグ・オズビーのレーベルです。
初リーダー・アルバムなので相当な緊張感があったのは想像にかたくありません。
その影響もあってか、やや線が細い感じがします。
女性らしい繊細さはありますが最近は男勝りの女性プレイヤーも多いので余計そう感じました。
正直なところ、ギター・カルテットのほうがより刺激的で面白かったかもしれません。
表題曲でも最初にソロを取るのはギターだったし、タイトなドラムスにも印象が残りました。
全8曲は彼女自身のオリジナルですが色々やり過ぎて消化不良になった感はいがめません。
彼女の演奏で一番良かったのは(4)「A SPIRIT REMEMBERED」のバラード・プレイで、
起伏を抑えたクールでしっとりとした演奏を聴かせてくれました。
このラインで押し切った方が良かったような気がします。
その他、ギターをフューチャーした(5)、(6)が聴きどころになると思います。
全体的にギターのニア・フェルダーとドラマーのティシャウン・ソレイが目立つ一枚です。

(まじめ系)