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Dragon's Jazz Corner

Meeting Point (grp)


*MEETING POINT / SQUINTESSENCE
eric alexander(ts), jim rotondi(tp,flh),
andrei kondakov(p), dmitri kolesnik(b), lenny white(ds)
2008/55 Records/

今作はロシア2人にアメリカ3人の組み合わせです。
ミーティング・ポイントというグループですが実質的にはコレスニク(b)&コンダコフ(p)の双頭バンドです。
なんとなく異色に感じるのはリーダーの2人がロシア出身ということと無縁でないと思います。
それでハード・バップ・アルバムでは珍しい「まじめ系」になりました。
メンバーのオリジナルが中心で気合乗りも違うし新鮮というか、意欲的で重量級ハード・バップが聴けました。
ドラムスが目立つのも最近の流行かもしれません。

ロシア伝統のクラシックに培われたアンドレイ・コンダコフ(p)とドミトリ・コレスニク(b)は名手です。
特に4曲のオリジナルを提供しているコンダコフのピアノ・プレイは聴きどころになります。
エリック・アレキサンダー(ts)については御多分にもれずというか、私も一時期食傷気味になっていました。
しかし、このところは完全に一皮むけて独自の個性を発揮してきたように思います。
ジム・ロトンディ(tp)はエリックとは「ワン・フォー・オール」以来の盟友の仲でコンビネーションもバッチリです。
レニー・ホワイト(ds)の多彩なドラミングにも注目しました。

ベストは(6)「UNO DOS ADIOS」かな。
私はトニー・ウィリアムス(ds)・クインテットを思い出してしまいました。
それぞれのオリジナルの演奏ぶりも面白かったです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)