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Dragon's Jazz Corner

Martin Bejerano (p)


*MARTIN BEJERANO TRIO / EVOLUTION/REVOLUTION
martin bejerano(p), edward perez(b), ludwig afonso(ds)
2006/RESERVOIR/

1 Blues Evolution
2 Lover Man
3 Cubano Arrepentido
4 You Don't Know What Love Is
5 Solar
6 Truth & Illusions
7 Bouncing With Bud
8 Monk's Dream
9 Blues Revolution


注目すべきピアニストのマーティン・ベジェラーノの初リーダー・アルバムです。
彼を最初に知ったのは1昨年のベスト3に選んだロイ・ヘインズの「Fountain Of Youth」(2004)でした。
このロイ・ヘインズ・カルテット↓はメンバーにも恵まれて素晴らしかったです。
ヘインズの晩年の代表作になるのは間違いありません。
さて、この新作ですが若者らしいスイング感溢れる元気溌剌としたプレイが聴けます。
構成もオリジナルが4曲にスタンダードが2曲、ジャズの名曲が3曲とバランスが取れています。
ここは”荒削り”が最大の魅力・・・味わい深さなんて吹っ飛ばしてグイグイと突っ走ってくれています。
最近は若くても大人しく老成した感じのピアニストが多いですがそんなことは微塵も感じさせません。
将来性を考えたらこの初リーダー・アルバムは逃さない方がいいでしょうね。
近年、ベジェラーノはロイ・ヘインズ(ds)とラッセル・マローン(g)↓のグループで活躍しています。
ちょうどこれから夏にかけてこの両グループで来日公演をするとの情報を得ています。
ちょっと見てみたい気もしますね。

2007年の「ベスト3」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)


■ROY HAYNES / Fountain Of Youth (2004)
■RUSSELL MALONE / Playground (2004)