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Dragon's Jazz Corner

Martial Solal (p)


*MARTIAL SOLAL & JOHNNY GRIFFIN / IN&OUT
martial solal(p), johnny griffin(ts)
2000/DREYFUS/

恒例となりました爺ちゃんジャズのご紹介です。
今回はリトル・ジャイアントの異名を持つ生粋のハード・バッパー、ジョニー・グリフィンと
フランス・ピアノ界の重鎮、マーシャル・ソラールのデュオ・アルバムです。
共に70歳を越えていますがまだまだ元気です、着ているものからして枯れていませんねぇ。
組み合わせとしてはちょいと異質な感じがしますがそれが適度な緊張感になっています。
このジワーっとくる雰囲気はやはり年の功でしょうか。
グリフィンもやたらに吹きまくることなく大分落ち着いてきましたが、
ここでは特にソラールの味のあるプレイに驚かされました。
この勝負、私はマーシャル・ソラールの判定勝ちとみました。

(中間系)




*MARTIAL SOLAL TRIO / BALADE DU 10MARS
martial solal(p), marc johnson(b), paul motian(ds)
1999/Soul Note/

現在、私が興味を持っているマーシャル・ソラールの新作はイタリア盤です。
スタンダードとオリジナルが半分づつの選曲で楽しめるアルバムです。
スタンダードと言ってもその解釈は一味も二味も違っていてとても新鮮な感じがします。
ピアノ・トリオ特有の甘さはほとんどないのである程度ジャズを聴きなれた人向きかな。
ピアノ・トリオにも刺激を求めたい方にはお薦め出来る作品です。
共演のマーク・ジョンソンのカッチリとした演奏は珍しくとポール・モチアンはもちろん硬派。
スタンダード曲名は、「NIGHT AND DAY」、「SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE」、
「ROUND ABOUT MIDNIGHT」、「THE LADY IS A TRAMP」です。

(まじめ系)




*MARTIAL SOLAL TRIO / JUST FRIENDS
martial solal(p), gary peacock(b), paul motian(ds)
1997/DREYFUS/

先日、マーシャル・ソラール&グリフィン盤を聴いてみ、早速に近年のトリオ盤を探しました。
名前だけは知っていたのですが実はこれまでほとんど聴いた事がなかったんです。
これが今回ご紹介の爺ちゃんトリオです、まずはメンバーをご覧下さい、魅力的ですね。
何と言うのかな、意外性を持つ刺激的な音を出します。複雑かつ個性的とでも言えるでしょうか。
彼のリーダー作のほとんどがコレクターズ・アイテムになっているのも十分うなずけました。

(まじめ系)