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Dragon's Jazz Corner

Mark Soskin (p)


*MARK SOSKIN QUARTET / MAN BEHIND THE CURTAIN
mark soskin(p), jay anderson(b), bill stewart(ds)
ravi coltrane(ts,ss)
2009/Kind Of Blue/

二人の珍しい名前を見かけたので購入しました。
マーク・ソスキン(p)とラヴィ・コルトレーン(ts)です。
ソスキンは地味ですがソニー・ロリンズ(ts)のグループで活躍していました。
オーソドックスで安定感のあるピアニスト・・・もっと評価されてもいいと思う。
ソスキンがテナー・サックス奏者を相手に選ぶのは順当なところです。
ラヴィ・はジョン・コルトレーン(ts)の息子。
偉大な父を持つ二代目がつらい立場にあるのはよく耳にします。
そんなこともあるのか、ラヴィも突っ張っていたので以前は重たいプレイ振りでした。
しかし、ソスキンがリーダーならそう硬いこともないだろうと予想しました。
メンバーもジェイ・アンダーソン(b)にビル・ステュアート(ds)という渋い人選です。

選曲はオリジナル3曲とスタンダード6曲の構成です。
ベスト・トラックはより軽い感じに仕上がった(1)「HEATHER ON THE HILL」かな。
(3)「INVITATION」や表題曲の(5)「MAN BEHIND THE CURTAIN」も良かった。
(4)「FOR ALL WE KNOW」ではラヴィの父親譲りのバラードが聴けて面白かったです。
こんな風にストレートに吹いてしまえばいいのにと思いますが・・・。
(7)「FOR HEAVEN'S SAKE」はソプラノ・サックスとテナー・サックスの多重録音です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)




*MARK SOSKIN QUARTET / ONE
mark soskin(p), danny McCaslin(ts,fl)
fabian gisper(b), michael hammer(ds), kurt s.weil(vib,per)(2,4,8,10)
2005/TCB/

マーク・ソスキン(p)の懐かしい名前を見つけました。
ソスキンは70〜80年代にかけてソニー・ロリンズ・グループで鳴らしたピアニストです。
ロリンズのお気に入りでしたが地味で目立たず、寡作のプレイヤーです。
彼がスイスで活躍しているとは想定外、スイスはジャズのレベルが高く、TCBもいいアルバムを出しています。
ウエイン・ショーターが2曲、ホレス・シルバー、ジミー・スミス、セロニアス・モンクにオリジナルも3曲、
曲目の構成はバラエティに富んでいて飽きさせません。
4曲にヴァイブが参加しているのも変化があって良いです。
ソスキン以外は初見なので恐る恐る購入してみたけれど純でストレートなハード・バップ・ジャズが聴けます。
いぶし銀の如くのピアノをご堪能あれ。

(中間系)


「What's New」、「Song For My Father」、「In Walked Bud」




*MARK SOSKIN TRIO / VIEWS FROM HERE
mark soskin(p), harvie swartz(b), adam nussbaum(ds)
1992/Paddle Wheel/

ソニー・ロリンズ・バンドのピアニストとして長く活躍したマーク・ソスキン(p)が
恩師に捧げたピアノ・トリオ・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

「Alone Together」、「Polka Dots And Moonbeams」、「Love For Sale」、
「Old Folks」、「My Man's Gone Now」