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Dragon's Jazz Corner
Mark Sherman (vib)
* MARK SHERMAN QUINTET / FAMILY FIRST
mark sherman(vib,per), joe magnarelli(tp),
allen farnham(p), dean johnson(b), tim horner(ds)
chembo corniel(conga)(4,5)
2007/City Hall/
1 Explorations
2 Fantasize
3 Family First
4 With Hope
5 Wapango
6 Lazy Autumn
7 Symmetrical
8 Punjab
9 We'll Be Together Again
10 A New Blue
マーク・シャーマンの2007年作品です。
シャーマンはニューヨーク生まれの60歳で今回のヴァイブ聴きの2回目の登場です。
シャーマンはドラムスやピアノも達者のようでここでは(2)と(4)の2曲でパーカッションを叩いています。
伝統的でありながらモダンな感覚を持っているヴァイブ演奏者で私には一番しっくりきました。
アレン・ファーナム(p)やティム・ホーナー(ds)といったところの隠れ名手をファミリー化しているのも嬉しいです。
今回の目玉は柔らかく温かい音色を持つジョー・マグナレリのトランペットになりますね。
このマグナレリもまた隠れ名手の一人というのも面白い・・・シャーマンはきっとこういう人が好きなんだろうね。
全10曲は自身のオリジナルが5曲、ファーナムが1曲、その4曲の構成です。
その他の曲にはパキート・デリベラ(as)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ジミー・ヒース(ts)が含まれています。
凝った選曲からもシャーマンの音楽性が見えるような気がしました。
気取りがなくストレートな演奏・・・この安定感は誰にでもお勧めできるヴァイブ作品だと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* MARK SHERMAN QUARTET & QUINTET / THE MOTIVE SERIES
mark sherman(vib),
allen farnham(p), phil palombi(b), tim horner(ds),
guest:michael brecker(ts)(2,4)
2004/Cap/
1 Nature Boy
2 Motive #10 Judaican (for K.Kirkland)
3 Motive #1
4 Motive #11 Always Reaching
5 Motive #7 Alla Sandra
6 Motive #3 That Moment
7 Motive #4 Venture Within
8 Motive #9 Soothing Dream
9 Old Folks
10 Motive #8 Altered
ヴィブラフォン聴きの5枚目はマーク・シャーマンです。
ジャケットにはポスト、ボビー・ハッチャーソン/マイク・マイニエリとジョー・ロックが紹介しています。
ここでの注目は2曲に参加しているマイケル・ブレッカー(ts)にありました。
全10曲は自身のオリジナル8曲とその他2曲の構成です。
ブレッカーの参加は(2)、(4)の2曲だけだけど有名スタンダード2曲との配合が絶妙の構成になりました。
シャーマンの持ち味は伝統的なストレート・アヘッドなハード・バップ・ヴァイブにあると思います。
プラス現代風のモダンな感覚も持っていて中々に面白いヴァイブ奏者です。
その感覚は共演者にも現れていてアラン・ファーナム(p)やティム・ホーナー(ds)の起用は鋭いです。
もちろん、今作におけるファーナムやホーナーの演奏にも注目しました。
オリジナルも多彩で聴きどころになるけどやはり私はどうしても2曲のスタンダードに向いてしまいました。
1曲目の「Nature Boy」と2曲目のブレッカーで見事につかまれた気がします。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)