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Dragon's Jazz Corner

Mariano Loiacono (tp)


*MARIANO LOIACONO QUINTET / WHAT'S NEW ?
mariano loiacono(tp,flh), gustavo musso(ts),
francisco lo vuolo(p), jeronimo carmona(b), pepi taveira(ds),
guest: sebastian loiacono(as)(2,6,7), ramiro flores(as)(4,7)
2011/RIVO RECORDS/

先日、アルゼンチンのテナー奏者、リカルド・カヴァリを紹介しました。
今作はアルゼンチン・ジャズの第二弾ということになります。
マリアノ・ロイアコノと読むのかな・・・トランペッターの作品です。
全8曲はオリジナル1曲にその他7曲の構成です。
中々に興味深い選曲だと思います。
基本はクインテットですが曲によりゲストが入ってセクステットになります。

内容は純ハード・バップでジャム・セッションの一コマをそのまま切り取ったかのようです。
演奏を楽しんでいる・・・リラックスしてくつろいだ感じが伝わってきました。
あんまり作為を感じさせない録音でスタジオ収録とは思えない臨場感があります。
まるで目の前で演奏しているかのようなリアリティがありました。
ライブ的でいささか粗っぽい作りですが熱意と勢いを感じる作品です。
聴いていると古き良き時代を思い出す・・・往年のハード・バップの味わいが楽しめます。
アルゼンチン・タンゴで音楽の下地は十分、ジャズが盛んなのも納得できますね。

聴きどころは表題曲の(3)「What's New」と続くオリジナルの(4)「Connecting」になるかな。
前者はゆったり聴かせるバラードで後者はどこかで聴いたことのあるような軽快なブルースです。
(5)「I Fall In Love Too Easily」」のフリューゲル・ホーンやピアノ・ソロもシブい。
ホーン奏者はラテン系の熱いプレイ、ピアニストはヨーロッパ系のスマートさを持っている。
アルゼンチン・ジャズはこのバランスが絶妙といえます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)