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Dragon's Jazz Corner

Mariano Diaz (p)


*MARIANO DIAZ QUARTET / PLAN B
mariano diaz(p)
perico sambeat(as,ss), mario rossy(b), marc miralta(ds)
2007/NUBA RECORDS/

1 Zuco De Iaranja
2 Charly
3 Plan B
4 Moment Notice
5 East 5th
6 Peonza
7 And I Love Her
8 Hi Steepers


マリアノ・ディアズ(p)は初見、私の狙いはペリコ・サンビエト(as)にありました。
ブラッド・メルドー(p)やカート・ローゼンウィンケル(g)、ジェフ・バラード(ds)といった
時代の最先端を行くジャズ・プレイヤーと共演、互角に渡り合っています。
そんなわけでペリコには以前から注目していて来日公演も見に行っています。
2005年の愛知万博のスペイン館の演奏で初来日、その時に1回だけ東京で公演したのです。
「これは見逃せないなあー」と思って、何とか時間をやりくりして見に行ったのを覚えています。
紹介ではペリコ・サンビートではなくてペリコ・サンビエトと発音していました。
↓のフレドリクと比較すると面白かったです・・・フレドリクが剛ならペリコは柔。
しなやかでやわらかい音色ながらアイデア、テクニック共に卓越していて独特のノリを持っています。
マリアノ・ディアズはスペイン系としてはしっとりと落ち着いたタイプのピアニストです。
バックのメンバーも含めて自然体で無駄な力を感じさせないのが好ましいです。
スペインのプレイヤーは一般的にクールな中にも情熱を秘めているのでまだ分からない部分はあります
いずれにしてもスペイン期待の若手ピアニストの一人というところでしょうか。

2007年の「ベスト3」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)