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Dragon's Jazz Corner
Mariane Bitran (fl)
*MARIANE BITRAN & MAKIKO HIRABAYASHI QUINTET / GREY TO BLUE
mariane bitran(fl), makiko hirabayashi(p),
bob rockwell(ts,cl), eric olevik(b), morten lund(ds)
2008/Stunt Records/
1 Looking For Herbert
2 Fly Bird Fly
3 Beauty Of Doubt
4 Fula Flute
5 Grey To Blue
6 Bugs
7 Voices Of The Sands
8 Snapshot
9 Joy
10 Tit Er Jeg Glad
フランスのフルート奏者、マリアン・ビトランとデンマーク在住の平林牧子(p)さんの双頭バンドです。
平林さんの名前はジャズ仲間からの情報で聞いていました。
バークリー卒業後そのままデンマークに根を下ろしたようですね。
聴いてみるとこれが思ったよりずっと良かったです。
オリジナルでこれだけ聴かせるアルバムも珍しいのではないかな。
何というのか・・・全体を覆うスイング感がとても心地良くて、これぞジャズを体感させてくれました。
(1)「LOOKING FOR HERBERT」を聴いた途端、期待が膨らみました。
平林さんとビトランとの音楽性はマッチして相性は抜群だと思います。
ラテン・フレーバーを持つフルートとオリエンタルなピアノのハーモニー・はエキゾチックで美しいです。
ボブ・ロックウェル(ts)とモーテン・ルンド(ds)の起用も魅力のひとつになりました。
オリジナルは曲想も豊かで新鮮で瑞々しく音使いにも個性が感じられます。
やはり表題曲の(5)「GREY TO BLUE」が一番の聴きどころになりました。
全体的にモーテン・ルンドの存在感が大きくあちこちで目立つドラミングを披露しています。
(8)「SNAPSHOT」ではそのルンド&ボブ、ルンド&平林のコラボレーションに注目しました。
色気を感じるボブ・ロックウェルの絡みがまたいいです。
平林さんのピアノ・トリオも聴いてみたくなりました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)