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Dragon's Jazz Corner
Logan Richardson (as)
*LOGAN RICHARDSON QUINTET / SHIFT
logan richardson(as), pat metheny(g),
jason moran(p), harish raghavan(b), nasheet waits(ds)
2015/Blue Note/
ローガン・リチャードソン(as)は初見です。
2枚目のリーダー・アルバムになるのかな。
ジャケットもカッコいいしスタイルもヒップです。
もちろんローガンの評判は耳に入っていました。
このところ聴き易いものを選んで聴いていたのでたまには骨っぽいところを聴きたいと思いました。
共演がパット・メセニー(g)とジェイソン・モラン(p)なら申し分ありません。
全11曲は1曲を除いてローガンのオリジナルです。
現在のニューヨーク・ジャズ・シーンの主流はこういったサウンドなんでしょうか。
ダーク・アンド・ディープで音の広がりを持つ浮揚感のあるサウンド。
ジョージ・コールマン(ts)やグレグ・オズビー(as)が提唱したニューヨーク・Mベース派の流れを汲んでいます。
この系統にはゲイリー・トーマス(ts)やミゲール・ゼノン(as)、グレゴリー・ターディ(ts)などの名前も見えます。
エレクトリック・サウンドを効果的に使った刺激的なサウンドが聴けました。
やっぱりメセニーの存在感が凄いと思います。
この人の才能は底知れない。
強烈なオーラを放っていてさすがのモランも霞んでしまうほどです。
ローガンやモランも好演、メンバーが一丸となったニューヨーク最先端のジャズが聴ける一枚。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)