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Dragon's Jazz Corner
Llew Matthews (p)
*LLEW MATTHEWS / A CERTAIN SMILE
llew matthews(p), stanley gilbert(b), harvey mason(ds)
hubert laws(fl)
1999/M&I/
CDを探している時に、何となくこれは良いぞとカンが働く場合があります。
これもそんな中の1枚です。
作詞家のポール・フランシス・ウェブスターのヴォーカル曲を取り上げて、
ルー・マシューズ・トリオとヒュ―バート・ロウズに演奏させるという企画物です。
唄物ですから当然ですが、美しいメロディ・ラインを持っています。
どりらかというとフュージョン系の爽やかジャズのイメージを持ちますけれど、
ジャズ・アルバムとしても十分に楽しめると思いますよ。
ヒュ―バート・ロウズも久し振りです、さすがに味のある演奏を披露しています。
(中間系)
「Love Is A Many-Sprendored Things」、「The Green Leaves Of Summer」、
「Black Coffee」、「Invitation」、「Ricardo's Bossa Nova」、「A Certain
Smile」、
「The Shadow Of Your Smile」、「Secret Love」、「A Time For Love」
* LLEW MATHEWS TRIO / NATHALIE
Featuring Jackie McLean
llew mathews(p), stan gilbert(b), albart heath(ds),
guest:jackie mclean(as)(1,5)
1998/Key'Stone/
1 Dark Eyes
2 Take The A Train
3 Roundabout
4 Golden Earrings
5 My Funny Valentine
6 A Child Is Born
7 Un Forgettable
8 Thoughtful
9 Girl Talk
10 Second Hands Smoke
ルー・マシューズ(p)の名前はほとんど知られていないと思います。
解説によると1946年のニューヨーク生まれで名門ジュリアードに学んでいます。
70年代のほとんどを空軍の音楽隊で過ごしたとありました。
除隊後はジャズマンとして地道な活動を続けていたようですがまだ表舞台には登場していません。
80年代後半になってナンシー・ウィルソン(vo)のピアニスト兼音楽監督として知られるようになりました。
日本ではマシューズをポスト・ケニー・ドリュー(p)として売り出したかったようですね。
知名度が低いのでジャッキー・マクリーン(as)をゲスト出演させたと思います。
マクリーンなら私もちょっと聴いてみたいと思ったのでこの作戦は成功したかも。
でもマクリーンが参加しているのはたった2曲なので拍子抜けしたのも事実です。
その上、マクリーンの出来はいまひとつのような気がする。
全10曲は自身のオリジナルが2曲とその他スタンダードが8曲の構成です。
マクリーン参加は(1){Dark Eyes」と(5)「MY Funny Valentine」の2曲だけです。
バッキングは抜群でピアノ・トリオ演奏では上品でリリカルな演奏が聴けました。
全体的な印象ではマシューズのピアノはちょっと線が細いような気がします。
ヴォーカルのバックを長く務めたピアニストはあまり目立とうとしない傾向にあるから。
(中間系)