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Dragon's Jazz Corner

Larry Willis (p)


*LARRY WILLIS TRIO & QUARTET / THE OFFERING
larry willis(p) eddie gomez(b) billy drummond(ds)
eric alexander(ts)(2,5,7)
2008/HIGHNOTE RECORDS/

ラリー・ウィリス・トリオの2008年の新譜です。
前作は同じハイノートから2006年に「THE BIG PUSH」がリリースされています。
前回のメンバーはバスター・ウィリアムス(b)とアル・フォスター(ds)で、
今回はエディ・ゴメス(b)にビリー・ドラモンド(ds)という組み合わせです。
いずれもが渋い組み合わせでちょっと聴いてみたいと思わせるところがミソです。
安心感、安定感のあるピアノ・トリオですが中身は濃くて案外に重たい仕上がりです。
モーダルな感覚はラリー・ウィリスの持ち味、三位一体のトリオが聴けます。
特にエディ・ゴメスを聴くのは久し振りのような気がしますが、さすがに存在感は抜群でした。
お馴染みのエリック・アレキサンダー(ts)が3曲にゲスト参加しています。
普段とは違ってちょっと抑えたプレイぶりが印象に残りました。

(中間系)




* LARRY WILLIS TRIO & QUINTET / BLUE FABLE
larry willis(p), eddie gomez(b), billy drummond(ds),
joe ford(as)(2,4,6,8), steve davis(tb)(2,4,6,8)
2007/HighNote/


1 Rhythm- A-Ning
2 Insidious Behavior
3 Nardis
4 Blue Fable
5 Never Let Me Go
6 Landscape
7 Who's Kidding Who
8 Prayer For New Orleans


ラリー・ウィリス(p)はキャリアの割りに目立たない地味なプレイヤーだと思っています。
デビューはブルーノート盤でジャッキー・マクリーン(as)やリー・モーガン(tp)と共演しています。
特に初レコーディングになったマクリーンの「Right Now !」(1965)は大好きなアルバムでよく聴いていました。
ここはエディ・ゴメス(b)が絶好調でビリー・ドラモンド(ds)との組み合わせが魅力です。
4曲ではジョー・フォード(as)とスティーヴ・デイヴィス(tb)が加わってクインテット編成になりました。
構成としては悪くないけどトリオで通した方が良かったかも知れません。
セロニアス・モンクの(1)、マイルス・ディヴィスの(3)、マクリーンの(4)などが選曲されています。
純粋ハード・バップ・サウンドが詰まっていました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*LARRY WILLIS TRIO / THE BIG PUSH
larry willis(p), buster williams(b), al foster(ds)
2006/HIGHNOTE/

ラリー・ウィリス(p)はフュージョンからアバンギャルドまでの幅広い音楽性の持ち主です。
その分、ウィリスの名前はあちこちで聞きますがその割りには目立っていません。
プレイ同様に性格的にも地味な人なんでしょうか。
かくいう私もリーダー作を購入したのは今回が初めてだと思います。
バスター・ウィリアムス(b)、アル・フォスター(ds)という組み合わせの渋いピアノ・トリオです。
安定感、安心感のあるピアノ・トリオはややもするとスーッと聞き流してしまう感じがするかもしれません。
しかし、オーソドックスでありながら意外と中身が濃い、ベテランならではの味のある仕上がりになっています。
少し大きめの音量で鳴らしてやるのがコツでしょうか。
スタイルとしてはちょうどマッコイ・タイナー(p)とハービー・ハンコック(p)の中間に位置すると思っています。
特に(6)のハンコックの「I HAVE A DREAM」や表題曲のウエイン・ショーター(ts)の(8)「THE BIG PUSH」はいいです。
聴きどころはこの(6)、(8)の2曲で、モダンな感覚を披露すると共に3人が生き生きと躍動します。
手慣れているというか、こなれたスムースな演奏でしっくりとくるので、やはり、彼らの真髄はここいらへんあると思いました。

[The Surrey WithThe Fringe On Top]

(中間系)



*LARRY WILLIS QUINTET / HEAVY BLUE

larry willis(p), jerry gonzales(tp,fhn),
joe ford(as,ss), don pate(b), jeff watts(ds)
1994/SteepleChase/

ラリー・ウィリスを中心にまとまりの良いクインテットです。
サウンドもスマートで完成度が高いです。

[When I Fall In Love]