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Dragon's Jazz Corner

Kenny Barron (p)


*KENNY BARRON / CANTA BRASIL
kenny barron(p), nilson matta(b), duduka da fonseca(ds),
romero lubambo(g), anne drummond(fl), valtinho(per), maucha adnet(vo)
2002/Emercy/

ケニー・バロン(p)のトリオ・デ・パズをフューチュアーしたブラジル音楽編。



*KENNY BARRON & REGINA CARTER / FREEFALL
kenny barron(p), regina carter(vln)
2001/Verve/

1 Softly As In A Morning Sunrise
2 Fragile
3 Misterioso
4 Phantoms
5 What If
6 Squatty Roo
7 Freefall
8 Shades Of Gray
9 Footprints
10 A Flower


先週に引き続いてというか、今度はケニー・バロン(p)とレジーナ・カーター(vln)のデュオです。
名義は先輩のケニーが先にきていますがズバリ、レジーナを聴くアルバムだと思いました。
ジャズ・ヴァイオリンは日本が寺井尚子ならアメリカはレジーナ・カーターですね。
全10曲中ケニーが3曲、レジーナが1曲、表題曲は二人の合作になっています。
2曲目の「FRAGILE」はスティングの曲ですが、まさに感動ものの演奏を聴かせてくれました。
ヴァイオリン・ジャズとしては曲風も刺激的で新鮮な感じがしますよ。
ヴァイオリン・ファンなら必聴のアルバムだと思います。是非ご一聴下さい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*KENNY BARRON TRIO / LIVE AT BRADLEY'S 
kenny barron(p), ray drummond(b), ben riley(ds)
2001(1996Rec)/Verve/

これこそ、NYジャズ・ピアノの真髄!
ライブならではのリラックスした雰囲気がたまらない、大人のトリオ・アルバム。

久々のトリオ・アルバムとなる今作は、
’96年にNYの伝説のジャズ・バー”ブラッドレイズ”(96年10月に閉店)でのライブ録音。
不動のレギュラー・トリオによるくつろぎのスタンダード集。
臨場感溢れる録音も秀逸。
(帯中よりの抜粋)

「Everybody Loves My Baby...」、「Solar」、「Blue Moon」、
「Alter Ego」、「Canadian Sunset」




*KENNY BARRON QUINTET / SPIRIT SONG
eddie henderson(tp), david sanchez(ts),
kenny barron(p), rufus reid(b), billy hart(ds),
regina carter(vln)(3,4), russell malone(g)(2,8,10), etc
2000/Verve/

全10曲は全て自身のオリジナルで占められた意欲作です。
エディ・ヘンダーソン(tp)とデヴィッド・サンチェス(ts)のフロント2管。
レジナ・カーター(vln)、ラッセル・マローン(g)といったところがゲスト出演しています。
典型的なハード・バップが聴けました。




*KENNY BARRON QUARTET / SPHERE 
kenny barron(p)
gary bartz(as,ss), buster williams(b), ben riley(ds)
1998/Verve/

1 We See
2 Isfahan
3 Uncle Bubba
4 Hornin' In
5 Buck And Wing
6 Twilight
7 The Surry With The Fringe On Top


最近超多忙のケニー・バロンのモンク・サウンドを中心にした「スフィア」の再結成アルバム。
なんか、こういうのを聞くと、私はホッとしますね。
懐かしい感じがして、とても落ち着けます。ゲーリー・バーツも好調ですよ。
あまり目立たないけど、いいアルバムだと、つくづく思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)





*KENNY BARRON QUINTET / THINGS UNSEEN
eddie henderson(tp), john stubblefieldts),
kenny barron(p), david williams(b), victor lewis(ds),
naoko terai(vln), john scofeild(g), etc
1997/Verve/



*KENNY BARRON TRIO / THE MOMENT
kenny barron(p), rufus reid(b), victor lewis(ds)
1992/Reservoir/

全9曲は自身のオリジナル3曲とその他6曲の構成です。
ジジ・グライス、セロニアス・モンク、マル・ウォルドロン等の曲を取り上げています。
1曲づつが長くバロンの安定したピアノ・プレイが堪能できました。

「Minority」、「Fragile」、「I'm Confessin'」、「Jackie-ing」、
「Soul Eyes」、「How Deep Is The Ocean」




*KENNY BARRON QUINTET / QUICKSTEP
eddie henderson(tp), john stubblefieldts),
kenny barron(p), david williams(b), victor lewis(ds)
1991/Enja/

ベテラン人気ピアニスト、バロンの最新作です。
数々のセッションを経たあと、76年ロン・カーターのグループで脚光を浴び、
以来多くの来日で人気を定着させました。
またサイドマンとしての活躍も盛んです。
この新譜は彼の最も得意にするクインテットでゴキゲンな演奏を繰り広げています。
(帯中よりの抜粋)

全7曲は2曲を除いてメンバーのオリジナルです。
ご機嫌なハード・バップ・サウンドが聴けます。

「Once Upon A time」、「Hindsight」




*KENNY BARRON TRIO / THE ONLY ONE
kenny barron(p), ray drummond(b), ben riley(ds)
1990/Reservoir/

1943年生まれのケニー・バロンはちょっと遅れてきたハード・バッパーといえるでしょうか。
どちらかといえば脇役としての評価が高かったと思います。
フレディ・ハバード(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)など、特にスタン・ゲッツ(ts)との共演は名高いです。
そんなバロンのトリオ作はモンクやバド・パウエルのジャズ・ピアノの王道をいくものです。
全11曲はオリジナル2曲とその他9曲の構成です。

「Surrey With The Fringe On Top」、「On The Sunny Side Of The Street」、
「Warm Valley」、「Love For Sale」、「All God's Children」、etc




*KENNY BARRON / WHAT IF
wallace roney(tp), john stubblefield(ts)  
kenny barron(p), cecil Mcbee(b), victor lewis(ds)
1986Rec/ENJA/

久し振りに旧譜のアルバムを買いました。80年代は私にとっては空白の時期に当たります。
このケニー・バロン(p)の作品はメンバー的に興味がありました。
フロントの2管がウォレス・ルーニー(tp)とこれは珍しいテナー奏者のジョン・スタブルフィールド、
リズム・セクションにはセシル・マクビー(b)とヴィクター・ルイス(ds)、当時の新旧を取り混ぜた組み合わせです。
全7曲中4曲がバロンのオリジナルでソロ、デュオ、トリオ、クインテットのフォーマットに分かれています。
それぞれに楽しめますがやはり聴きどころはクインテット編成になると思います。
当時は新しい感覚のジャズだったんでしょうが今聴くと至極オーソドックスな感じに聞こえます。
各人の個性が出ていてなかなか面白い作品でした。特にスタブルフィールドの参加が貴重です。
全7曲は2曲以外はメンバーのオリジナルです。

「Dexterity」、「Trinkle Tinkle」

(中間系)