[トップページ]
Dragon's Jazz Corner
Keith Jarrett (p)
*KEITH JARRETT & CHARLIE HADEN / JASMINE
keith jarrett(p), charlie haden(b)
2010/ECM/
1 For All We Know
2 Where Can I Go Without You
3 No Moon At All
4 One Day I'll Fly Away
5 Intro-I'm Gonna Laufgh You Right Out Of My Life
6 Body And Soul
7 Goodbye
8 Don't Ever Leave Me
2011年の最初の愛聴盤はキース・ジャレット&チャーリーヘイデンになりました。
今作は昨年の「みんなのベスト3」に4人の方が推奨していました。
4人がダブるというのは初めてじゃないかと思います。
発売時には賛否両論が渦巻いていたような記憶があります。
それで私は躊躇した部分がありました。
キース・ジャレットのイメージをあんまり変えたくない思いがあったんです。
たしかにここでのキースには、ほのかな土の香りがしました。
キースの弟にスコット・ジャレットというカントリー&フォーク系のギタリストがいました。
キースも同じような環境と感性を持ったことは容易に想像できます。
厳しさとやさしさは表裏一体でどちらを重要視するかはその時の気分に左右されるかもしれませんね。
聴いてみると”さすが〜”としか言いようがなかったです。
キースとヘイデンの醸し出す雰囲気がなんともふくよかです。
リラックスしていて気負いがなく、まったくの自然体で演奏していました。
「JASMINE」の題名を見た時に私は即「ジャスミン茶」をイメージしました。
お茶にジャスミンを混ぜてお湯を注ぐと芳香が漂いますね。
このアルバムもそんな感じでやさしく包み込むような世界が広がっています。
私的ベストは(5)「Into-I'M GONNA LAUGH YOU RIGHT OUT OF MY LIFE」で、
続く(6)「BODY AND SOUL」、珍しい(3)「NO MOON AT ALL」も良かった。
抜群のリズム感とテンポのキープ力が素晴らしい。
特筆すべきは上質なジャズミン茶のように音色もまろやかなところでしょうか。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)
*KEITH JARRETT TRIO / UP FOR IT
keith jarrett(p), gary peacock(b), jack dejohnette(ds)
2003/ECM/
2002年のフランスのジャズ・フェスティヴァルのライブ盤。
キース・ジャレット・トリオのスタンダード集は相変わらずの手際の良さが光る。
名スタンダードの「My Funny Valentine」と「Autumn Leaves」が聴けます。
特に16分にも及ぶ「Autumn Leaves」〜「Up For It」は圧巻。
「If I Were A Bell」、「Butch & Butch」、「My Funny Valentine」、
「Scrapple From The Apple」、「Someday My Prince Will Come」、
「Two Degrees East, Three Degrees Wast」、「Autumn Leaves」、「Up For It」
*KEITH JARRETT TRIO / WHISPER NOT
keith jarrett(p), gary peacock(b), jack dejohnette(ds)
2000/ECM/
CD1
1 Bouncing With Bud
2 Whisper Not
3 Groovin' High
4 Chelsea Bridge
5 Wrap Your Troubles In Dreams
6 Round Midnight
7 Sandu
CD2
1 What Is This Thing Called Love
2 Conception
3 Prelude To A Kiss
4 Hallucinations
5 All M Tomorrows
6 Poinciana
7 When I Fall In Love
キース・ジャレット・トリオのスタンダード集、パリでのライブ・2枚組です。
トリオとしての重量感というか、格が一枚も二枚も上ですね。
現在考えられる最強の組合せかも。
唸り声も健在ですがこれが余り気にならないほど素晴らしい出来だと思いました。
キースも病んで今1歩深みを増した感じです。
トリオのコンビネーションも最高です。
これじゃ、2枚を1枚にする方が無理というものです。
2枚一気に聴いてしまいました。
当然、目立つ1枚だと思いますがGDにならなかったので「ドラ流・・・」にしました。
極上のジャズ・スタンダード・アルバム、今年出たピアノ・トリオものでは出色の作品です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*KEITH JARRETT SOLO / THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU
keith jarrett(p)
1999/ECM/
ソロ・ピアノといえばキース・ジャレットを思い起こさせるほどキースとソロは切り離せない。
ジャズ・ソロ・ピアノの魅力をファンに知らしめたのは他ならぬキース・ジャレットです。
「I Love You Porgy」、「I Got It Bad And That Ain't Good」、「Don't Ever
Leave Me」、
「Someone To Watch Over Me」、「My Wild Irish Rose」、「Blame It On My
Youth」、
「Meditation」、「Something To Remember You By」、「Be My Love」、
「Shenandoah」、「I'm Through With Love」
*KEITH JARRETT TRIO / STANDARDS LIVE
keith jarrett(p), gary peacock(b), jack dejohnette(ds)
1986/ECM/
キース・ジャレット・トリオのスタンダーズ、ライブ盤。
ライブにおける即興の素晴らしさもずば抜けている。
「Stella By Starlight」、「The Wrong Blues」、「Fallin In Love Whis Love」、
「Too Young To Go Steady」、「The Way You Look Tonight」、「The Old Country」
*KEITH JARRETT TRIO / STANDARDS, VOL.1
keith jarrett(p), gary peacock(b), jack dejohnette(ds)
1983/ECM/
言わずと知れたキース・ジャレット・トリオのスタンダード集。
キースの奏でるスタンダードは衝撃的だった。
「Meaning Of The Blues」、「All The Things You Are」、「It Never Entered
My Mind」、
「The Masquerade Is Over」、「God Bress The Child」