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Dragon's Jazz Corner
Junko Onishi 大西順子(p)
*JUNKO ONISHI TRIO / MUSICAL MOMENTS
大西順子(P), 井上陽介(b), gene jackson(ds)
reginald veal(b)(10), herlin riley(ds)(10)
2009/Somethin'else/
大西順子さんは好きなピアニストだったのでアルバムもけっこう持っています。
ライブにもよく行きました。
1999年に出した「FRAGILE」にはちょっと迷いがあったんじゃないかな。
今作はたっぷりと充電期間を置いた大西さんのほぼ10年ぶりの新作です。
エリック・ドルフィー(as,fl,bcl)の3曲が目を引きます。
ピアニストならデューク・エリントンやセロニアス・モンク、バド・パウエルの影響はあるでしょう。
それはもちろんですが以前から私はむしろチャーリー・ミンガス(b)を強くイメージしていました。
おどろおどろしい低音の魅力・・・ミンガスをピアノでやるとこうなるのではないかと・・・。
ミンガス=ドルフィーのラインもあるしね。
普通、女性(男性でも)はこういう音使いはしませんよ。
まずは(1)「ハット・アンド・ベアード」にその特徴がよく出ていると思います。
(3)「バック・イン・ザ・デイズ」と(8)「G.W」の疾走感溢れるトリオが快調です。
グイグイと突っ走れば元気をもらえるし、これはクセになります。
反面、バラードやソロ(2、5、9)の3曲はいまひとつの味、私にはちょっと合わなかった。
井上陽介(b)さんの起用は文句のないところ。
ドラムスは評価が分かれるところですが大西さんは間違いなくこういうドラムスが好みです。
ミンガス・グループのダニー・リッチモンド(ds)を意識しているところがあるかもしれませんね。
それからライブ音源のボーナス・トラックの(10)が素晴らしかったです。
16分強のメドレーに心底痺れた、このノリ、このパワーは大西さんの真髄でしょう。
なぜわざわざここに収録したかが十二分に納得できる内容です。
ライブ盤として独立したCDで出しても良かったと思いますが・・・なんらかの理由ありと推測します。
色んな意見が出ていて、これほどみんなが楽しめて話題になったCDも珍しいです。
いずれにせよ、強烈な個性を発揮しているトリオ・アルバムです。
大西順子さんは健在でした。
(まじめ系)
*JUNKO ONISHI / FRAGILE
junko onishi(p,key)
reginald veal(b,elb), ol skool jamz/karriem riggins(ds)
motohiko hino(ds), tamaya honda(ds), peace(vo)
1999/somethin'else/TOCJ-8008
今までの大西順子さんとは、路線が全然違います。
少しは、変わったこともやりたいのでしょうが、これはちょっと。
70年代のフュージョン系が好きな人なら、聞けるかも知れません。
(中間系)
*JUNKO ONISHI TRIO / PLAY, PIANO, PLAY
junko onishi(p), shigeo aramaki(b), dairiki hara(ds)
1996/Somethin'else/
ジャズ・ディスク大賞「日本ジャズ賞受賞作品」。
(帯中より抜粋)
*JUNKO ONISHI / PIANO QUINTET SUITE
junko onishi(p), marcus belgrave(tp,vo),eiichi hayashi(as)
rodney whitaker(b), tony rabeson(ds)
1995/somethin'else
大西順子さんは、低音をうまく使いますよね。
「TAKE THE A TRAIN」の解釈が新鮮です。
私は、彼女も結構好きで、そのアルバムはほとんど聞いています。
*JUNKO ONISHI TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD U
junko onishi(p), reginald veal(b), herlin riley(ds)
1995/Somethin'else/
ジャズ・ディスク大賞「銀賞」受賞の”パート1”を凌ぐ迫力、そして繊細の美。
(帯中より抜粋)
*JUNKO ONISHI TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD T
junko onishi(p), reginald veal(b), herlin riley(ds)
1995/Somethin'else/
JUNKOが翔いたNYの6日間。
(帯中より抜粋)
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*SHIGEHARU MUKAI JQUINTET / FEATURING JUNKO ONISHI
向井滋春(tb)、山口真文(ts)、大西順子(p)、ロドニー・ウィテカー(b)、グレッグ・ハッチンソン(ds)
1994/Somethin'else/
強力無比!話題を呼ぶJクインテット・スペシャル・エディション。
(帯中よりの抜粋)
*JUNKO ONISHI TRIO / CRUISIN
junko onishi(p), rodney whitaker(b), billy higgins(ds)
1993/Somethin'else/
ハード・コアなピアニズム。叫ぶように、囁くように、舞うように。
衝撃のベスト・セラー"WOW"に続く最新作は初のNY・トリオが記録した鮮烈のセッション。
ワールド・デビュー決定!!
(帯中より抜粋)
*JUNKO ONISHI TRIO / WOW
junko onishi(p), tomoyuki shima(b), dairiki hara(ds)
1993/Somethin'else/
刺激的で官能的で挑戦的で冒険的で劇的。
New YorkからTokyoへ、そして世界へ。
話題の大型ピアニストのデビュー・アルバム。
(帯中より抜粋)
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]