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Dragon's Jazz Corner

Junko Koike 小池純子(p)


*JUNKO KOIKE QUINTET / UH HUH !
keiji matsushima(tp), yoshiyuki yamanaka(ts),
junko koike(p), koji yamashita(b), junji hirose(ds)
1999/SONOKA

小池純子・クインテット・・・今作も発売時に気になりながら忘れてしまったアルバムです。
近年こういうことが多いので困ったものです。
でも先日中古盤コーナーで見つけた時には未開封盤だったのでラッキーでした。

ここはメンバーも興味深いですね。
フロント2管が松島啓之(tp)さんと山中良之(ts)さん、ラッパ&テナーはジャズの王道、
リズム・セクションに山下弘治(b)さんと広瀬潤次(ds)さんという組み合わせです。
顔ぶれを見ただけで生粋のハード・バップ・アルバムというのが一目瞭然です。

全10曲はオリジナル4曲とその他6曲の構成です。
ジミー・ヒースが2曲とタッド・ダメロンが選ばれたところに小池さんのこだわりを感じます。
前半4曲にオリジナルを並べたのも面白い試みだと思いました。

それぞれがオトナなので安定感と安心感を感じる作品です。
とても聴きやすく心地良いノリ、特筆すべきは小池さんのブルース・フィーリングかな。
黒く粘っこいピアノ・・・小池さんの発するオーラがアルバム全体を覆っています。
ソロ・ピアノで演奏される(4)「BLUES FOR CHILDREN」は強烈な印象を残しました。
(4)「MATCHAN-NO BALLADE」では松島さんのバラード・プレイが冴える。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)