[トップページ]
Dragon's Jazz Corner
Junji Hirose 広瀬潤次 (ds)
*JUNJI HIROSE & SOUND OF JAZZ / GRATITUDE
広瀬潤次(ds)、
太田朱美(fl)、堀秀彰(p)、本川悠平(b)
2012/BQ/
1 THE BRIDGE OF THE RAINBOW
2 SWING LIKE MONK
3 KEEP YOUR HEART OPEN
4 A NIGHT WITH A HAZY MOON
5 PAGE ONE
6 BLUES IS...
7 KEEP YPUR SPIRITS HIGH
8 THE PASSIONATE LIFE
9 THE HAPPIEST DAY
ベテラン・ドラマーの広瀬潤次さんの初リーダー・アルバムです。
広瀬さんは日本のハード・バップ・シーンには欠かせないドラマーの一人だと思います。
好センスでスマート、相手なりに合わせるフレキシブルなスタイルの持ち主です。
繊細で柔らかなドラミング・・・その心地良いスイング感には女性ファンも多い。
表題の「GRATITUDE」もいかにも広瀬さんらしい奥ゆかしさです。
今作はそんな広瀬さんが率いる「Sound of Jazz」の作品で、もう結成5年目になるそうです。
メンバー構成もよく考えられていて魅力的ですね。
いまひとつ層の薄い日本フルート界に颯爽と現れたユニークな太田朱美さんをフロントに配し、
ピアノには幅広い音楽性を持つ華麗な堀秀彰さん、ベーシストは真っ黒な感覚の本川悠平さんです。
全9曲は全て広瀬さん自身のオリジナルです。
ここは「SOund of JAzZ」の名前通りにサウンドとリズムが最大の魅力だと思います。
なにしろ気持が良くて一気に一枚が通り過ぎていく感じがしました。
4者が一体となって繰り広げるスイング感と疾走感が素晴らしいです。
私的ベストは印象的なテーマを持つ(2)「Swing Like Monk」でスリル満点、
最後を飾る流麗で美しい(9)「The Happiest Day」も良かった。
各所で存在感を見せる本川さんのベース・プレイが聴きどころです。
広瀬さんと本川さんの相性がいいなぁ〜。
改めてジャズにおけるリズム・セクションがいかに大事かを再認識させてくれました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)