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Dragon's Jazz Corner

Joshua Redman (ts)


* JOSHUA REDMAN QUARTET / ROUNDAGAIN
joshua redman(ts,ss),
brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)
2020/Nonesuch Records/

1 Undertow (J.Redman)
2 Moe Honk (B.Mehldau)
3 Silly Little Love Song (J.Redman)
4 Right Back Round Again (J.Redman)
5 Floppy Diss (C.Mcbride)
6 Father (B.Mehldau)
7 Your Part To Play (B.Blade)


ジョシュア・レッドマン(ts)を買うのも久し振り、調べたらなんと18年振りでした。
「え〜、もうそんなになったのか」という思いがした・・・まったく月日の経つのは早いです。
レッドマンのデビューは1993年で24歳の時でした。
そのデビュー作にはこんな言葉が躍っていました。

今世紀最大で最後の逸材の華麗なるデビュー。
父デューイ・レッドマンの名を出すまでもなく、天賦の才の才能で数々の賞を獲得してきたジョシュア。
魅力的なサウンドで様々なストーリーを語る24歳の実力派テナー・サックス・プレイヤー、
絶賛の中でデビュー。
(帯中よりの抜粋)

注目の新人ならやっぱり聴かなくちゃということで1枚目から3枚目までは続けて買いました。
前置きが長くなりましたが今作のメンバーはその3枚目のアルバムと同じです。
26年振りになりますね。

*JOSHUA REDMAN QUARTET / MOOD SWING (1994/Warner Bros)
joshua redman(ts), brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)

実はこの作品は私が一番好きな作品で聴いた回数も一番多いです。

レッドマンはフレーズを短く切って飛び跳ねる演奏が特徴ですが当時は物凄く新鮮に聴こえました。
この系統には弟子筋にあたるのかな、もう一人マーク・ターナー(ts)がいます。
全7曲はレッドマン3曲、メルドー2曲、マクブライド1曲、ブレイド1曲の構成で全てメンバーの自作です。
演奏自体はそれぞれが実力者揃いなので手慣れたものだと言えます。
リズムとコード進行はベースに任せてあとはソロイストに合わせていくスタイルです。
私的ベストは(1)「Undertow」で最も今っぽい感じで面白かったです。
安心感があったのは(2)「Moe Honk」で自在に変化するリズムが心地良かったです。
バラードの(3)「Silly Little Love Song」も聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*JOSHUA REDMAN TRIO/ ELASTIC
joshua redman(sax), sam yahel(org,key), brian blade(ds)
2002/WARNER BROS/

いつも気になっているテナー奏者、ジョシュア・レッドマンの新作です。
なぜ気になるかといえば新感覚派のテナー奏者のトップを走っているからです。
マーク・ターナーやクリス・チークが彼に続いていると思います。
今作の全12曲は全て彼のオリジナルで占められています。
オルガンやフェンダーローズを起用したトリオ演奏に新味を出しています。
新しい感覚の作品ですがそれほどの堅苦しさは感じられませんでした。
ブライアン・ブレイド(ds)は売れっ子ですね。ここでも相変わらず目立っています。

(中間系)




*JOSHUA REDMAN QUARTET / PASSAGE OF TIME
joshua redman(ts)
aaron goldberg(p), reuben rogers(b), gregory hutchinson(ds)
2001/WARNER BROS/

ジョシュア・レッドマン(ts)の作品を無視するのはむずかしいですね。
なんだかんだ言っても間違いなく時代をリードするスター・プレイヤーの一人だからです。
今作品は全8曲、全て彼のオリジナルで占められています。
実験的要素もありますが彼には常に新しいジャズを模索している姿勢が感じられます。
聴いていて必ずしも面白いわけではないけれど何かを主張したい気持は伝わってきますね。

(まじめ系)




*JOSHUA REDMAN / TIMELESS TALES
joshua redman(ts,as,ss)
brad mehldau(p), larry grenadier(b), brian blade(ds)
1998/Warner Bros/

時代から時代へと吹き継がれる普遍の物語。
若手人気No.1サックス・プレイヤー、ジョシュア・レッドマンが
新たなカルテット編成で贈る、初のセルフ・プロデュース作。
(帯中よりの抜粋)

93年のデビュー以来、賞賛を欲しいままにしてきたジョシュア・レッドマン。
最近では「ブルース・ブラザーズ2000」出演したり、ローリングストーンズのライブ公演に飛び入り参加するなど
幅広い活躍を見せている。
ファッション・ブランドDKNYのイメージ・キャラクターに起用されたこともある彼はそのハンサムなルックスと
シックな雰囲気で、ジャズ通だけでなく、若い世代からも熱い支持を受けている花形アーティストだ。
初のセルフ・プロデュースとなる、通算6作目の今作は全編カバー集で、
この百年間に登場した、代表的ソングライターの作品で構成されている。
名スタンダードの「サマータイム」、「春の如く」、に始まり、ジョニ・ミッチェルの「私の王様」、
ボブ・デュランの「時代は変わる」、プリンスの「つれない仕打ち」、ビートルズの「エリナー・リグビー」等々、
ジョシュアが幼少時代から愛聴してきた、普遍的かつ美しい’10の不朽の物語’がここに収録されている。
彼が90年代を代表する、最も驚異的なプレイヤーであることを立証する超強力盤だ。
(小川隆夫)


ジョシュア・レッドマン自身のプロデュースによるワン・ホーン・カルテット
によるスタンダードとポピュラーヒット曲演奏集です。
スタンダートといっても気楽に流しているという感じがしないのはさすがです。
やはりこの人は一味も二味も違うなぁという印象です。
ブラッド・メルドー(p)にも注目して下さい。

「Summertime」、「Visions」、「Yestyerdays」、「I Had A King」、
「The Times They Are A-Changin'」、「It Might As Well Be Spring」、
「How Deep Is The Ocean」、「Love For Sale」、「Eleanor Rigby」、
「How Come U Don't Call Me Anymore」

(まじめ系)




*JOSHUA REDMAN QUINTET / FREEDOM IN THE GROOVE
joshua redman(ts,ss), peter bernstein(g)
peter martin(p), christopher tomas(b), brian blade(ds)
1996/Warner Bros/

ジョシュア・レッドマンの新たな挑戦。
ギターとピアノの2コード楽器を使った分厚いサウンドが聴けます。
全10曲は全て自身のオリジナルでサックスとギターのユニゾンが新鮮です。
やはりジョシュアの目の付け所は違います。
このスタイルは以後大ブームになりました。
この時期、時代の先頭に立っていたのは間違いなくジョシュア・レッドマンでした。




*JOSHUA REDMAN QUARTET / MOOD SWING
joshua redman(ts),
brad mehldau(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)
1994/Warner Bros/

新たなジャズの伝説、ここに生まれる。
93年のデビュー以来、破竹の勢いで進化を続けるジョシュア・レッドマンが、自身のグループを率い、
パフォーマー&クリエーターとして最高の力を発揮した素晴らしきサード・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

全11曲は全て自身のオリジナルです。
3作目にしてようやく全貌が見えた気がします。
今作はジョシュアの作品群の中で一番聴いたアルバムです。

ブラッド・メルドー(p)とブライアン・ブレイド(ds)が初参加。
特にメルドーはここがスタート台になってめきめきと頭角を現すことになりました。




*JOSHUA REDMAN QUARTET / WISH
joshua redman(ts),
pat metheny(g), charlie haden(b), billy higgins(ds)
1993/Warner Bros/

ジョシュア・レッドマン(ts)の2作目はパット・メセニー(g)を迎えたワン・ホーン・アルバムです。
全10曲はメンバーのオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
野太い音色でリラックスした演奏振りは天才の名に恥じない堂々としたもの。
時代の先端になった「浮揚感のあるサウンド」の原点がここにあります。

「Turnaround」、「Make Sure You're Sure」、「Moose The Mooche」、「Tears In Heaven」




*JOSHUA REDMAN QUARTET / JOSHUA REDMAN
joshua redman(ts),
kevin hays(p), chritian mcbride(b), gregory hutchnson(ds)
1993/Warner Bros/

今世紀最大で最後の逸材の華麗なるデビュー。
父デューイ・レッドマンの名を出すまでもなく、天賦の才の才能で数々の賞を獲得してきたジョシュア。
魅力的なサウンドで様々なストーリーを語る24歳の実力派テナー・サックス・プレイヤー、
絶賛の中でデビュー。
(帯中よりの抜粋)

ジョシュア・レッドマンの初リーダー・アルバムはいきなりのメジャー・レーベルです。
それだけでも期待の大きさが分かると思います。
演目は多岐に渡っていてジョシュアのルーツを探るには絶好のアルバムになっています。
全11曲は自身のオリジナル6曲とその他5曲の構成です。
たしかにこれがまだ24歳とは思えない完成度の高い演奏が詰まっていました。

メンバーもみんな若いです。
ケヴィン・ヘイズ(p)24歳、グレゴリー・ハッチンソン(ds)23歳、
クリスチャン・マクドナルドにいたってはまだ20歳ですよ。

「Trinkle Tinkle」、「I Got You」、「Body And Soul」、
「Salt Peanuts」、「On The Sunny Side Of The Street」