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Dragon's Jazz Corner

John Handy (as)


*JOHN HANDY / NEW VIEW !
john handy(as), bobby hutcherson(vib)
pat martino(g), albert stinson(b), doug sides(ds)
1967Rec/KOCH/

新宿ジャズ・レコード店訪問時に入手した一枚。
1967年、ヴィレッジ・ゲートでのライヴのコンプリート盤です。
1曲目はコルトレーンの名曲「ネイマ」、2曲目のボサノバだってちょろいもの、
3曲目は30分を超えるジョン得意の長丁場で、聴く方も大変です。
ジョン・ハンディはさすがに凄いよ。これくらいは簡単に演奏してしまいます。
今、どうしているのかなあ、誰か教えて下さい。
共演はボビー・ハッチャーソン(vib)と、それに最近カムバックして話題になっている
パット・マルティーノ(g)で実に貴重盤です。
新宿へ行くとこういうものが、いとも簡単に入手出来てしまうのです。
やっぱりまた行こうかな。

(中間系)




* JOHN HANDY QUINTET / LIVE AT THE MONTEREY JAZZ FESTIVAL
john handy(as), jerry hahn(g),
mike white(vln), don thompson(b), terry clarke(ds)
1965Rec/CBS/

1 If Only We Knew
2 Spanish Lady


先週に引き続きパワフル&エネルギッシュなノン・ストップ・パフォーマンスを1枚上げたいと思います。
ジョン・ハンディ(as)もまたエリック・ドルフィ(as)同様にチャールス・ミンガス(b)・バンドの出身です。
ミンガス・バンド出身者には個性的なミュージシャンが多いけどハンディもその中の一人です。

今作は名実共にジョン・ハンディの代表作になっています。
「この人のこの1枚とか」、「この人のこの1曲とか」の話題になれば必ず出てくるアルバムです。
ハンディとジェリー・ハン(g)、マイク・ホワイト(vln)、ドン・トンプソン(b)、テリー・クラーク(ds)がメンバー。
才人の集まりだったですが特にギターとバイオリンの組み合わせでぶっ飛ばすところが超個性的でした。
この組み合わせは古くはジャンゴ・ラインハルト(g)とステファン・グラッペリ(vln)があるのでそれがルーツかな。
収録曲はたったの2曲でLPではA面B面で1曲づつでした。
なんといってもB面の「Spanish Lady」が素晴らしかった。
演奏の盛り上がりに大興奮・・・若い頃にはそれこそB面が擦り切れるほど聴きました。

ところで今作ではCD化のマイナス面を強く感じました。
ライブの臨場感がまったくなくなっていました。
何度もCD化されるたびに音が削られて空虚な音しか聴けなくなっている。
まさに「安かろう悪かろう」の典型、これでは初めて聴く若い人達があまりにも気の毒だよ。
私にしてもいくら「演奏が聴ければいい」といってもとてもついていけない。
中古市場でのLP人気やLPの復活の理由がよく分かります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)