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Dragon's Jazz Corner
Joey DeFrancesco (org)
* JOEY DEFRANCESCO QUINTET / IN THE KEY OF THE UNIVERSE
joey defrancesco(org,key,tp), pharoah sanders(ts,vo),(5,6,7)
troy roberts(sax,b), billy hart(ds), sammy figueoa(per)
2019/Mack Avenue/
1 Inner Being
2 Vibrations In Blue
3 A Wake And Blissed
4 It Swung Wide Open
5 In The Key Of The Universe
6 The Creator Has A Master Plan (P.Sanders)
7 And So It Is
8 Soul Perspective
9 A Path Through The Noise
10 Easier To Be
ジョーイ・デフランチェスコ(org)の新譜です。
ジャケットの裏側を見た時ファラオ・サンダース(ts)の名前がちらりと見えたので決めました。
ファラオは3曲に参加していました。
デフランチェスコもマルチプレイヤーでここではオルガン、キーボード、トランペットを駆使しています。
デフランチェスコのトランぺッターとしての実力も知られているでしょうか。
全10曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
その1曲はファラオの良く知られた名曲の(6)「The Creator Has A Master Plan」です。
多分、最初からこのアルバムの方向性は決まっていたと思います。
スピリチュアルなサウンドを目指すと・・・。
それにはどうしてもファラオ・サンダースが欠かせなかった。
やっぱり(6)「The Creator Has A Master Plan」は心を打つ雄大な曲想を持っています。
これを聴いたら他の全ての曲が吹っ飛んでしまいました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
* JOEY DeFRANCESCO + THE PEOPLE / PROJECT FREEDOM
joey defrancesco(org,key,tp),
jason brown(ds), troy roberts(ts,ss), dan wilson(g)
2017/Mack Avenue/
1 Imajine (Plelude) (J.Lennon)
2 Project Freedom (J.Defrancesco)
3 The Unifier (J.Defrancesco)
4 Better Than Yesterday (J.Defrancesco)
5 Lift Every Voice And Sing (J.W.Johnson&J.R.Johnson)
6 One (J.Defrancesco)
7 So Near, So Far (T.Crombie&B.Green)
8 Peace Bridge (J.Defrancesco)
9 Karma (J.Defrancesco)
10 A Change Is Gonna Come (S.Cooke)
11 Stand Up (J.Defrancesco)
最近オルガンが聴きたくなったこともあってチャールス・アーランドにハマっています。
そんな中で久々にジョーイ・デフランチェスコを買ってみました。
オルガンに関してはどうしてもジミー・スミスやジャック・マクダフのイメージが強過ぎます。
それでデフランチェスコにしてもスマートさがネックになってほとんど聴いてなかったです。
色んな楽器が演奏できるマルチプレイヤーの器用さもマイナスだったかもしれません。
今作はいわゆる有名なスタンダードが1曲も入っていなかった。
それが「かえっていいかな」と思って手が伸びました。
全11曲は自身のオリジナルが7曲とその他4曲の構成です。
予想は正解だったです。
サウンド的に最先端のオルガン・ジャズが聴けました。
題名が「Project Freedom」です。
デフランチェスコはこういうものがやりたかったんですね。
広がりのあるサウンドでデフランチェスコのスタイルにはピッタリだと思いました。
サックスのトロイ・ロバーツは初めて聴いたけど中々いいと思いました。
私的ベストは最もジャズっぽい雰囲気を持つ(9)「Karma」でこれはカッコ良かったです。
ジャズ・オルガニストの層は薄いけれどデフランチェスコは経験、実力も十分です。
知名度も高いのでやはりこの人にはオルガン・ジャズの先頭に立って引っ張ってもらいたい。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*JOEY DeFRANCESCO QUARTET / LIVE:THE AUTHORIZED BOOTLEG
joey defrancesco(org)
george coleman(ts), jake langley(g), byron landham(ds)
colleen mcnabb(vo)(4)
2007/CONCORD/
オルガン・ジャズのライブはどんなものだろうかとジョーイ・デフランセスコを買ってみました。
ゲストのジョージ・コールマン(ts)も聴いてみたいと思いました。
結論から言えばやっぱり洗練されていてスマートなオルガンです。
どうにも私にはオルガンはソウルフルで泥臭いというイメージが抜けないようです。
そうなるとどうしてもジミー・スミスやジャック・マクダフは越えられないわけで、
後に続く近年のオルガン奏者はまた違った道を模索しているかも知れませんね。
スタンダード中心の選曲、ヴォーカルが1曲入って変化を与えています。
ジョージ・コールマンはベテランの味でさすがに手慣れています。
私の好きなリー・モーガン(tp)の「CEORA」を取り上げてくれたのも嬉しかったです。
モーガンの曲では「THE SIDEWINDER」が最も有名ですが、
この曲は「SPEED BALL」と共にその次にランクされる馴染みの深い曲です。
(中間系)
* JOEY DEFRANCESCO TRIO / THE CHAMP
joey defrancesco(org), randy johnston(g), billy hart(ds)
1999/HighNote/
1 The Champ.
2 Mack The Knife
3 When Johnnie Comes Marchin' Home
4 Lover Man Oh Where Can You Be
5 Organ Grinder's Swing
6 OGD (Rord Song)
7 The Preacher
8 Walk On The Wild
9 The Cat
ジョーイ・デフランチェスコのオルガン・トリオ作品です。
今週も先人のトリビュート盤になりました。
先々週、先週はマッコイ・タイナー(p)、キャンボール・アダレイ(as)ときて今回はジミー・スミス(org)です。
モダン・ジャズにおけるオルガン奏者と言えばジミー・スミスが第一人者なるのは間違いありませんね。
現代のオルガン奏者のナンバー・ワンのジョーイ・デフランチェスコもジミーの信奉者の一人です。
今作はそのジミー・スミスの愛奏曲を集めた一枚で楽しめました。
(9)「The Cat」と(5)「Organ Grinder's Swing」は大ヒット曲、ウエス・モンゴメリー(g)の名曲(6)「Road Song」も聴けます。
どれもジミーのアルバムで馴染みのある曲ばかりなので安心して聴ける作品に仕上がっています。
ランディ・ジョンストンのギターとビリー・ハートのドラムスもシブいです。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)