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Joe Martin (b)


*JOE MARTIN QUARTET / NOT BY CHANCE
joe martin(b),
chris potter(ts), brad mehldau(p), marcus gilmore(ds)
2009/ANZIC/

1 Semente
2 In The Meamtime
3 Cache
4 A Dream
5 The Balloon Song
6 Once Before
7 Far
8 Not By Chance
9 The Stoic


ここはメンバーが魅力です。
思うに久しくクリス・ポッター(ts)やブラッド・メルドー(p)のアルバムを買っていません。
リーダー作はいまひとつ食指が動かず、探し当てたのがこのジョー・マーティン(b)の作品です。
ポッターとメルドーの二人が共演しているのは幸運でした。
ジャコ・パストリアス(elb)の1曲を除いては全てマーティンのオリジナルです。

リーダーのマーティンの音楽性に合わせて比較的オーソドックスな演奏が聴けました。
ポッターもメルドーもあまりに独自色が出るとつらい部分があるので丁度いい案配です。
とはいうもののこの二人の絡みにはスリルがありました。
特にメルドーのピアノが素晴らしい・・・印象的・・・弾くというより奏でる感じがします。
個性あるメルドーのバッキングに乗ってポッターのサックスがうねります。
ドラムのマーカス・ギルモアにもセンスを感じました。
祖父があのロイ・ヘインズ(ds)という血筋の良さです。
ちなみに今作は「幻の名盤」になる可能性が高いと思いますよ。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*JOE MARTIN QUARTET / PASSAGE
joe martin(b)
mark turner(ts), kevin heys(p), jorge rossy(ds)
2002/FRESH SOUND/

1 Poppy's Song
2 Nothing Like You
3 Five On You
4 Overwhelmed
5 Manhattanville
6 Passage
7 Reminiscence
8 Closure

ジョー・マーティン(b)の名前は初めて聞きました。
私はマーク・ターナー(ts)絡みで買いましたがこれが思ったよりも良かったです。
オーソドックスで野太いベース・プレイが聴けます。
期待の新進ベーシストの登場というところでしょうか。
全8曲、1曲を除いては彼のオリジナルです。
ケヴィン・ヘイズ(p)やジョージ・ロッシ(ds)も見逃せません。
共演のメンバーもそれぞれ好演していてバランスのとれた新感覚ジャズの好盤です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)