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Dragon's Jazz Corner

Joe Lovano (ts)


*JOE LOVANO QUARTET / JOYOUS ENCOUNTER
joe lovano(ts,ss)
hank jones(p), george mraz(b), paul motian(ds)
2005/BLUE NOTE/

1 Autumn In New York
2 Bird's Eye View
3 Don't Ever Leave Me
4 Alone Together
5 Six And For
6 Pannonica
7 Consummation
8 Quiet Lady
9 Joyous Encounter
10 A Child Is Born
11 Crescent


ジョー・ロバーノ(ts)の新譜はワン・ホーン・カルテットのバラード集です。
バックは御大ハンク・ジョーンズ(p)をはじめ、ジョージ・ムラツ(b)とポール・モチアン(ds)のベテラン・トリオです。
濃厚でやや癖のある味わいのロバーノがここではどういったプレイをしているのか、興味がありました。
比較的さらりと演奏しているのは先輩達に敬意を表しているからでしょうか。
ゆったりと落ち着いていてなかなかよろしいと思いますよ。
ハンク・ジョーンズの好サポートもあり伸び伸びとした新しい一面を見たような気がします。
全11曲中オリジナルが2曲、ハンク、サドのジョーンズ兄弟の4曲が目を引きます。
ジャケット写真の笑顔も良くてスタジオ内でのリラックスした雰囲気が伝わってきます。
もう少しゴリゴリ・テナーを予想していた私の見込みは見事に外れました。
それほど甘くもなく安定感、安心感があるのでテナーのワンホーン・アルバムとしては手頃だと思います。
どうも故サド・ジョーンズ(tp)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)のトリビュート・アルバムにもなっているようですね。
なお、タイトル曲の(9)”JOYOUS ENCOUNTER”はピアノレスのトリオで演奏されています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*JOE LOVANO / 52ND STREET THEMES
joe lovano(ts)
steve slagle(as), geoge garzone(ts), ralph lalama(ts)
gary smulyan(bs), tim hagans(tp), conrad herwig(tb)
john hicks(p), dennis irwin(b), lewis nash(ds)
2000/BLUE NOTE/

ジョー・ロヴァーノの9重奏団による新作です。
今話題のジョージ・ガーゾーンの参加が新味ですね。
タッド・ダメロンの名曲「IF YOU COULD SEE ME NOW」から始まる
ジャズ・スタンダードの演奏は中々に良い雰囲気ですよ。
13曲中のうち5曲がタッド・ダメロンの作品で占められています。
少し大きめの音量で鳴らすと分厚いサウンドの音の広がりやアンサンブルが楽しめます。
ジョー・ロヴァーノは徐々に編成を大きくしているようですがビック・バンドにも興味がありそうです。
一瞬、マイルスの「BIRTH OF THE COOL」を思い出しましたが私はこういうのも結構好きなんです。

(中間系)




*JOE LOVANO / CELEBRATING SINATRA
joe lovano(ts)
kenny werner(p), george mraz(b), al foster(ds)
manny albam(arr con), etc
1997/BLUE NOTE/

1 I'll Never Smile Again
2 Chicago
3 I'm A Fool To Want You
4 Imagination
5 I've Got The World On A String
6 All The Way
7 South Of The Border
8 In Other Words
9 I've Got You Under My Skin
10 This Love Of Mine
11 Someone To Watch Over Me
12 One For My Baby
13 The Song Is You

ジョー・ロバーノのシナトラ・トリビュート・アルバムです。
デュオからオーケストラまで色々なタイプの演奏が聴けます。
バックでは、ジョージ・ムラツとアル・フォスターの好演が目立ちます。
ジョー・ロバーノの唄ものと言うのも中々に味がありますねえ、ジワーっときました。
なんか余りお堅いものより、このような軟らかめの方が良いような気がしますよ。
私はシナトラが大好きなので多少の贔屓目もありますけれど、心に沁みる作品で楽しめます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*JOE LOVANO QUARTET / TENOR TIME
joe lovano(ts),
junko onishi(p), rodney whitaker(b), al foster(ds)
1997/Somethin'else/

ダウンビート誌No1テナーマン、ジョー・ロバーノが
大西順子・トリオをバックに迎えて贈るハードバップ賛歌
(帯中よりの抜粋)

「Walkin'」、「Bye Bye Blackbird」、「Rudy My Dear」、「Invitation」、etc




*JOE LOVANO QUINTET / SOLID STEPS
joe lovano(ts,ss), bert joris(flh,tp),
michel herr(p), hein van de geyn(b) , dre pallemaerts(ds)
1986/JAZZ CLUB/

ジョー・ロバーノのギリシャ盤です。
オーソドックスなハードバップ盤でミシェル・ハー(p)や
バート・ヨリス(tp)といったところの俊英と共演しています。