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Dragon's Jazz Corner


Joe Henderson (ts)


* JOE HENDERSON SEPTET / PORGY & BESS
joe henderson(ts),
conrad herwig(tb), john scofield(g), stefon harris(vib),
tommy flanagan(p), dave holland(b), jack dejohnette(ds),
chaka khan(vo)(2), sting(vo)(7)
1997/Verve/

act1
1 Introduction : Jasbo Brown Blues
2 Summertime
3 Here Come De Honeyman / They Pass By Singin'
4 My Man's Gone Now

act2
5 I Got Plenty D' Nuttin'
6 Bess, You Is My Woman Now
7 It Ain't Necessarily So
8 I Love You Porgy

act3
9 There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York
10 Oh Bess, Oh Where's My Bess ?

bonus tracks
11 A Red Headed Woman
12 Summertime (Samba Version-Instrumental)


ジョー・ヘンダーソン(ts)の60歳時の作品です。
ジャケットの写真を見ると体調は今ひとつのような感じがしますね。
ヘンダーソンにとって今作が最後のリーダー・アルバムで64歳で亡くなっています。

「ボーギー&ベス」はガーシュインの黒人オペラの名作です。
ジャズ・マンが好んで演奏するので「Summertime]や「I Love You Porgy」などはスタンダードの定番になっています。
全12曲はメンバーも多彩で意外性もあって興味深いです。
ヴォーカル・ヴァージョンではチャカ・カーン(2)とスティング(7)も1曲づつ参加しています。

これだけのメンバーが揃うとやっぱり全員参加型のインストルメンタルの方が面白かったです。
サウンド的には特にステフォン・ハリスのヴァイブとジョン・スコフィールドのギターが決め手になりました。
ハリスについてはちょうどヴァイブ聴きをしているところなので余計にそう感じたのかも知れませんが。
アレンジがモダンな(3)、(4)、(11)、(12)などが聴きどころになりました。
やはりヘンダーソンはらしくないです・・・豪快なジョー・ヘン節も艶やかさも影を潜めています。

(中間系)




*JOE HENDERSON / BIG BAND
joe henderson(ts),
jon faddis(tp), freddie hubbard(tp), nicholas payon(tp),
lew soloff(tp), chick corea(p), christian mcbride(b),
joe chambers(ds), al foster(ds), lewis nash(ds), and many others
1996/Verve/

ジョー・ヘンダーソンの念願のビック・バンド録音といってもいいでしょうか。
チック・コリア(p)、フレディ・ハバード(tp)、ニコラス・ペイトン(tp)、クリス・マクドナルド(b)など、
ヘンダーソンのキャリアと人脈を感じさせる豪華なメンバーが集まっています。
全9曲は自身のオリジナル7曲とスタンダード2曲の構成です。
アレンジャーはヘンダーソン、スライド・ハンプトン、ボブ・ベルデン、マイケル・モスマンの4人。

「Without A Song」、「Isotope」、「Innner Urge」、「Black Narcissus」、「A shade Of Jade」、
「Step Lightly」、「Serenity」、「Chelsea Bridge」、「Recordame」




*JOE HENDERSON QUINTET & QUARTET / DOUBLE RAINBOW
The Music Of Antnio Carlos Jobim

(1)-(5): joe henderson(ts),
eliane elias(p), oscar castro(g), nico assumpcao(b), paulo braga(ds)
(6)-(12): joe henderson(ts),
herbie hancock(p), christian mcbride(b), jack dejohnette(ds)
1995/Verve/

ジョー・ヘンダーソンのジョビン集は中々に凝った構成になっています。
(1)〜(5)までがブラジルのミュージシャンとの共演で(6)〜(12)まではジャズ・カルテットです。

「Felicidade」、「Dreamer」、「Boto」、「Ligia」、「Once I Loved」、
「Triste」、「Photograph」、「Porteait In Black And White」、「No More Blues」、
「Happy Madness」、「Passarim」、「Modinha」




*JOE HENDERSON / LUSH LIFE The Music Of Billy Strayhor
joe henderson(ts),
wynton marsalis(tp), stephen scott(p), christian mcbride(b), gregory huchinson(ds)
1991/Verve/

ジョー・ヘンダーソンのビリー・ストレイホーン作品集です。
ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、クインテットで演奏しています。
そういう意味でこの時点のヘンダーソンの全てが出ていると思います。

「Isfahan」、「Johnny Come Lately」、「Blood Count」、「Rain Check」、
「Lotus Blossom」、「A Flower Is A Lovesome Thing」、「Take The A Train」、
「Drawing Room Blues」、「U.M.M.G」、「Lush Life」




*JOE HENDERSON QUINTET / IN'N OUT
joe henderson(ts), kenny dorham(tp),
mccoy tyner(p), richard davis(b), elvin jones(ds)
1964Rec/Blue Note/

ジョー・ヘンダーソン(ts)のブルーノート3枚目のアルバムです。

リズム・セクションが重量級でヘンダーソンもパワー・アップしています。
モード・ジャズも完成の域に達して新進テナー・マンとしての地位を確実にしました。
ヘンダーソン・ファンなら必携のアルバムです。

(中間系)





*JOE HENDERSON QUINTET / PAGE ONE
joe henderson(ts), kenny dorham(tp),
mccoy tyner(p), butch warren(b), pete la roca(ds)
1963Rec/Blue Note/

もちろん、LPでも持っているけど車の中で聴きたくてCDを買いました。
私にはこういうことがけっこうあります。

ジョー・ヘンダーソン(ts)の初リーダー・アルバムです。
それだけに思い入れも深くて一番好きなアルバムです。
兄貴分のケニー・ドーハム(tp)が書いた(1)「Blue Bossa」は有名。
でもその他にも聴きどころは目白押しです。
(2)「La Mesha」のバラードは心に沁みるし、(4)「Recorda Me」のボサノバもいい。
マッコイ・タイナー(p)、ブッチ・ウォレン(b)、ピート・ラ・ロカ(ds)も好演しています。

実はこのジャケットも好きなんです。
なんかそこいらへんにいるお兄ちゃんという感じがします。

(中間系)